今年の恵方巻きは納豆太巻

「季節を分ける」ことも意味しているという「節分」。明日2月4日の「立春」にあたる前日が「節分」ということのようですが、私たちにとっては子どもの頃から「豆まき」が定番の行事でした。

ところが、ここ何年も「豆」よりも話題になるのが「恵方巻き」。もともとは大阪の食習慣だったものに目を付けたセブン-イレブンが商材として仕掛けたプロモーションだそうで、今やすっかり全国区になったようです。

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それを初めて目にした東日本チームの私たちは、え?えかたまき?えほーまき?そもそもさぁ、「えほー」って何よ?的な状況で「恵方巻き」を受け入れ始めたわけですが、まぁ食べて美味しいならいいじゃんか調のノリで、大阪の食習慣に馴染んでしまったのでしょう。しかし、今年は納豆太巻。

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近年ではご祝儀価格のようにも感じる恵方巻きコーナーで見つけた素朴な一品。売場では最後の一本でもあった納豆太巻。おお!これ、いいんじゃね?えほーではなく、なっとー。似ていません。

言葉の響きは似ていませんが、太巻は太巻。しかも、高額恵方巻きばかりの売場においては、実に魅力的な安心価格。さらに、納豆好きの私でも未体験の太巻バージョン。今年はこれしかないでしょ。

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恵方を向いて沈黙のままかぶりつくという風習はパスさせていただきましたが、ほんのりと鰹だしが香る薄口醤油で和えられた納豆はとても美味しく、さらにはキムチを乗せたキムチ納豆太巻バージョンも、ここ数年のなかでは群を抜く美味しさ。スンドゥブチゲとの相性も実に良いあんばいでした。

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恵方を向いて太巻にかぶりつくことはしなくとも、豆まきをパスすることは出来ません。おそらく鬼はいないだろうと思われる我が家において、鬼の役を仰せつかるのはこの私。意味が分かりません。

鬼面を付けて逃げ惑うオヤジに豆がぶつけられるという茶番劇は、今年も繰り広げられるのでした。