ドトールのロイヤルココア

ロイヤル(royal)は、英語で「王の」「王室」を意味する。しばしばローヤルとも表記される。王国の行政組織名や軍隊の名称、王室が所有していたり王室が許可を与えたりした団体の名称にも使用される。スペイン語のレアル(Real)も同じ意味である。日本語では「高級な」「最上な」という意味で使用されることが多い。- ウィキペディアより抜粋 -

というように、「ロイヤル」という表現にはなんとなく高尚で上質な雰囲気が感じられます。私たちの周りにも、見わたせば「ロイヤルなんとか」と名付けられたものがありますが、もっとも記憶に残っているのは、私が学生時代のころ中央通りに存在した「ロイヤル」という喫茶店です。

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いつも利用しているセルフ式のガソリンスタンドには、ドトールコーヒーが併設されています。ガソリンを入れたついでにコーヒーを飲むことはほとんどありませんが、たまに店内の商品を買って帰ることがあります。先日もクルマへガソリンを注ぎながらふと店頭へ目を向けると、大きなPOPが掲げられていました。「本日お客様感謝デー 売店商品10%OFF」。おぉっと。

お目当ては、ドトールコーヒーのリキッドシリーズ「ロイヤルココア」です。初めて飲んだのは、ずいぶん前に父が贈答品としていただいたドトールギフトの中からおすそ分けされた時。牛乳パックよりも二回りほど頑丈そうな紙パックに入れられた1リットル入りの一品なのですが、これが意外に濃厚で実に美味しいのです。これなら店内のココアと遜色なさそうな出来栄え。

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通常は520円の商品ですが、お客様感謝デーだと460円で買うことができる「ロイヤルココア」。チョッとした茶飲み処だと一杯で軽く500円ぐらいは請求されそうなココアですが、これは茶の間でいただくにはうってつけ。生クリームでも浮かべれば、完全なロイヤル仕様です。

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確か中学か高校の頃、「バンホーテン」の丸い缶でココアを作って飲んでいたことを思い出します。小鍋にココアと上白糖を入れ、牛乳を少しずつたらしながらコネコネするのです。ダマにならないようになめらかに、チョッとだけバターと塩を加えてコネコネと。少しずつ牛乳を足しながら弱火にかけて、やがて出来上がる実にロイヤルな一品。まったく手の掛かるココアでしたが、それがまた至福の美味しさだったのです。

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今はそこまで手を掛ける気力はありませんが、ドトールの「ロイヤルココア」をカップに注いで電子レンジに入れることは簡単です。いつも飲んでいるコーヒーの合間に、たまにはココアでカラダを暖めることも良さそうです。くしくも、今月は一年でもっとも「カカオ」が消費される2月。チョコレートもココアもカカオ由来。チョッとひねって「ココア」を贈るのも良いかもしれません。