午後から多少の雲は広がったものの、見事な秋晴れに恵まれた秋分の日。先日に両家の墓参りを済ませたこともあって、今日は完全なオフであります。しかも、カミさんは友人たちと鳴子温泉に泊まりに行く予定とのことで、本日は久々にお一人様休日。さ~てと。何をしでかしたらよいものか。
なぬぅ?もしかして、とーちゃんも出掛けるのかにゃ?そわそわと支度をし始める私に、ニャンコ先生たちがガンを飛ばします。大丈夫大丈夫。とーちゃんはちゃんと帰ってくるから大丈夫だってば。
ホントだにゃ?夜ごはんまでには帰ってきてにゃ。リョーカイなりよ。ほいじゃね、ばっはは~い。
少し寂しげなニャンコ先生たちを振り切って、向かった先は遠刈田温泉。なにもカミさんたちに対抗するつもりはないのですが、そっちが温泉ならこっちも温泉でしょう。しかし、午後から鳴子の日帰りはキツい。となれば、遠刈田温泉でひとっ風呂を浴び、あのルートを帰ってあそこに立ち寄って。
湯上がりの火照った身体をゆっくりと冷ますには実に心地良い秋の風。遠刈田温泉「壽の湯」で極上のお湯を頂戴した後は、すずらん峠を通って川崎町へ。コスモスに蕎麦の花。ピシっと整列し、まったく同じ方向に首を垂れる稲穂。絵に描いたような初秋の風景を車窓に楽しみつつ、川崎町からは457号線を通って秋保へ。そして秋保・里センターにクルマを停め、磊々峡を散策することに。
たまには、誰にも邪魔されない勝手気ままなお一人様休日も良いものです。約5時間の中距離ドライブで、初秋の風と秋分の秋保をたっぷりと味わうことが出来ました。ウワサでは耳にしていた「覗橋(のぞきばし)ハート」。実に見事なハート型のそれには、中心から大きく外れた緑色の矢。おそらくこれを放った彼は、次こそ彼女のハートを完全に射止めるべく真中に狙いを定めているはずです。
ただいま~!ほ~ら、とーちゃんは夜ごはんまでにちゃんと帰ってきたど~。玄関のドアを開けると、全速力でこちらへ走ってくるニャンコ先生たち。お~かわゆいなぁ。うんうん、いい子だにゃ。
つーか、どーせ君たちは、ごはんを待ちくたびれていたんでしょ?まぁいいさ。食欲の秋だもの。