白石の芝桜

記憶にないほどの悪天候に見舞われた今年の大型連休も、本日が最終日。全国的な豪雨、そして東日本を中心とした竜巻や雷も発生し、被害に遭われた方々へは心よりお見舞い申し上げます。

我が家も3日と4日は結局のところ外出もせず、コタツを片付けたり衣替えをしたり、今日は今日で障子を張り替えたり、ニャンコ先生のシャンプーをしたりと、休むヒマ無しです。

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そのようななか、昨日の5日だけは何とか晴れそうだとの天気予報で、この日を逃したら遊びに行くチャンスは無さそうです。カミさんの実家へ長期滞在している親戚もしびれを切らしたらしく、早くどこかへ連れて行ってくれと義母から催促の電話が入る始末。リョーカイです。お待たせいたしました。では参りましょうか。今が見頃の白石の芝桜を見に、いざ出陣です。

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白石市内から113号線を七ヶ宿方面へ走ると、いくつかのトンネルを経て右手に見えてくる小原温泉。その中に「スパッシュランドしろいし」という白石市の温泉スポーツ施設があるわけですが、そこに隣接する公園に見事な芝桜が管理栽培されているのです。ここを訪れるのは数年ぶり。連休中で、しかも「こどもの日」とは言え、おそらくさほど混雑はしていないでしょう。

その読みは正解。白石までの東北自動車道こそクルマの流れは多かったものの、国道113号線はスカスカで、目的地の「スパッシュランドパーク」へ到着してからも駐車場へすんなりと。5月5日に混雑するのは八木山近辺とみちのく湖畔公園が定番で、そこを外せば動けなくなることは無いのであります。それにしても見事な芝桜が実にキレイで、まさに満開です。

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とにかく、私たちに必要なのはこの太陽の光です。空に太陽がある限り、何とか上手く生きていけそうな気がしてくるほど、この青い空と心地良い風に感謝したくなるのです。ずっとぐずついた天候が続いていたなかで、太陽光がこれほど愛しく感じたのは久しぶりのことです。

満開に咲き誇る芝桜と芽吹き始めた新緑が、空の青さをバックに織りなすコントラスト。目に入るもの、口に入るもの、この場所に身を置けばすべてが最上級。小腹満たしに買い食いした味噌ソフトクリームやウドとたらの芽の天ぷらも実に美味しかったのですが、この素晴らしい自然の風景を目の前にすると脇役に過ぎません。それほど気持ちの良い白石の芝桜でした。

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客人のご要望もあり、帰りがけには白石城へ立ち寄りました。この益岡公園は桜の名所でもあるわけですが、つい先日まで花を咲かせていたはずの桜の木に芽吹き始めた若葉の成長はものすごいスピードです。天守閣に未だに残る震災の傷跡は痛々しくもありましたが、同じ青い空の下に威風堂々と構える白石城は、訪れる人々を優しく包み込むかのようでした。

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ちょうど初夏を味わうことができた昨日の白石周遊。お約束の足軽まんじゅうを買って帰路に付きました。鎌先温泉から白石蔵王を経由して遠刈田へ抜ける道路は私がもっとも好きなドライブコース。5人乗車では上り坂でクルマが息を切らしましたが、新緑の宮城蔵王も気持ち良いことこの上なし。晴天下の自然の中に身を置くことは、もっとも確実な充電方法でした。