本日は街ナカに勤める友人と久しぶりに昼食の約束を。本町にクルマを停め、中央通り方面へと南に歩きます。持ち合わせは12時ジャストですが、この界隈では11時45分頃からフライング気味でオフィスビルから出てくる人たちを多く目にします。やはりこの周辺はランチの席取り激戦区なのでしょう。12時にはすでに「末広庵」から爪楊枝をくわえて出てくる人も。
さて、今日はどこで食べましょうか。そう言いながら名掛丁方面へと歩き出す２人。時計はすでに12時10分を回っています。先ほど目にした人たちの行動を思い出すと、私たちは何となく出遅れている雰囲気。昼食の席は確保できるのでしょうか。そうそう、「すが井」は？
名掛丁アーケード内のビルの５階にお店を構える「別館 すが井」。あなご料理を得意とする和食料理店で、アエル側から歩くと右手に位置している「お好み焼き 小柳」と同じビルです。
確か20年ほど前にお客様から連れて来ていただいたのが最初でしたが、それ以来この近辺では有力店の一つとなっています。意外だったのは友人が初めてだということ。さぁ、行きましょう。
同じ目的地らしいサラリーマン軍団が次々とエレベーターに乗り合わせ、こりゃヤバいかもと思ってお店へ駆け込むと、無事に２名分の席へと案内されました。１階のビル入口のところで案内されていた本日の日替りは、「初カツオの炙り刺＆縞ホッケの中華風竜田揚」。献立名からして食欲を刺激する一品で、コレを頼まない理由は見当たりません。日替りを二つで。
久しぶりにいただいた「すが井」の日替り定食。この立地で750円とは思えないパフォーマンスは今も健在で、感心するほど手間を省かないその仕事ぶりには驚かされます。もちろん夜が本番の「あなご料理と地酒」のお店ですが、ランチでも厨房は本格的に本気で稼働させています。
本来は「あなごのにぎり」や「あなご天丼」を賞味すべきなのかもしれませんが、手の込んだ日替り定食を見せられるとつい興味はそちらに向いてしまいます。次こそは「あなご天丼」を。
いつもそう思ってお店を後にするのですが、はたしてどうなりますか。例年にも増してうなぎの価格が高騰しているという今年。「すが井」のあなご料理で十分に満足できそうです。
