宮古そば 古謝本店

宮古島のネタはホドホドにするつもりでしたが、さっぱりホドホドではなくなりました。途中で中断するのも何ですので、もう少しだけ続けさせていただきます。

さて、時は5月27日の日曜日。宮古島滞在の3日目。この日は、前日の疲れを取るために午前11時までは自由行動となり、少し遅く起きた父と私は、コインランドリーで洗濯をすることにしました。

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宿はユニマット系列の「株式会社南西楽園リゾート」で運営している「リゾートヴィラブリッサ」というコンドミニアムホテルで、この時期は特にリーズナブルな料金で利用できるために常宿となっています。若干の経年劣化は見えるものの、全体的にはまだまだ綺麗な宿泊施設です。

フロントにはスタッフが常駐していますが、コンドミニアムなのでこちらもあちらもお互いが特に用はありません。宿のスタッフと顔を合わせるのはチェックインとアウトの時だけ。旅の主催者である弟、そして私、またプライベートを保ちたい父も非常に気に入っている宿なのです。

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無事に洗濯と乾燥を終えて午前11時。この日は午後14時からビッグイベントが予定されていましたので、少し早めに出て昼食を済ませようということになりました。昨日までの晴天とは打って変わって空はどんよりとした曇り模様。なんとか雨が降らないことを願うのみです。

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弟にお願いして連れて行ってもらったのが市内の繁華街にお店を構える「古謝本店」。昭和7年の創業だというこちらのお店は、宮古島における「そば店」では元祖を名乗る老舗なのだとか。

これまで宮古島でも仙台でも、いわゆる「沖縄そば」を何度か食べていますが、「宮古そば」の元祖だという古謝本店だけは食べるチャンスが無かったわけです。

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「本店」という名前が風格を感じさせるわけですが、店内はいたって普通の食堂です。日曜日とあって、私たちを含めた観光客の姿がちらほら。父と私は迷わず「宮古そば」の(小)を、弟は「みそ汁」を注文。さて、元祖「宮古そば」の味とはいったいどんな感じなのでしょうか。

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結果は、意外に普通でした。ご存知無いと、どう見ても「うどん」のようにしか見えない沖縄そば。そのなかで、宮古そばは具が麺の下に隠されている状態が一般的だったようですが、今では具を麺の上に乗せて出すお店の方が多いようです。実にあっさりした出汁と王道とも言える宮古そばの麺。飽きのこない一品とも言えますが、醤油ラーメンも恋しくなるのです。

そして弟が注文した650円の「みそ汁」。おそらくどこの食堂にも用意されている沖縄特有の献立ですが、初めて目にした時は驚きました。しかも「みそ汁」なのに、どこも500円から600円ぐらいの価格なのです。これは、煮込まれた野菜や島豆腐に、卵なども落とされた汁をおかずとしていただく定食で、主役のみそ汁はとんでもなく大きなどんぶりで提供される一品です。

さて、「古謝本店」で満腹になった私たちは14時から始まるビッグイベントへ向けて、前浜ビーチを目指しました。この日は「美ぎ島ミュージックコンベンション in 宮古島」のフリーライブが開催される日。毎年5月の最終週に行われるこのイベントを観るのは実に初めての事です。今年はこれに合わせて旅の日程も組んでくれたようで、私にとって楽しみな時間なのでした。