この暦、誰んだ~? 彼んだ~。というようなことを公の場で平気で言えるほど、着実に一人前のオヤジへと成長している私ですが、気が付けば今年もカレンダーの季節がやってまいりました。
夏の猛暑がウソのように暖房器具は毎日のように活躍しだし、考えてみれば来週からは師走。今年は夏から秋にかけ、さらに秋から冬まで、あっという間に過ぎた感じです。
今の時代、カレンダーは「紙」ではなく「画面」で見るものなのかもしれません。かくいう私も、スマートフォンを使い始めたことをきっかけに、グーグルカレンダーを多用するようになったわけですが、同時にPCデスクの左上には、少し大きめに作られた紙のカレンダーがピン止めされています。
ケータイでもパソコンでも、ワンタッチで画面を点灯させてカレンダーを見られるはずなのに、なぜか紙のカレンダーも絶対に外すことができません。しかも、それに予定まで書き入れてしまう習慣も未だに残ったまま。デジタル人間のフリした超アナログ人間なのかもしれません。
思えば、今年はカレンダーをじっと眺める時間は例年に比べて少なかったような気がします。春は、カレンダーを眺めるどころか、月が変わっても紙をめくることすら忘れる日々が続き、夏過ぎからは容赦無く過ぎ去る時間に、私たちがカレンダーから見張られているような感じでした。
私たちが今使っている今年の紙カレンダーは、もうすぐ最後の一枚を残すところとなりました。そして、すでに店頭には来年のカレンダーが並んでいます。誰にとっても忘れることはできなくなった2011年。来年の2012年は、すべての人にとって今年の分を挽回しても余りあるほどの実りある年になっていただきたい。来年のカレンダーを目前に、そう思うのです。
と、格好良いことを言っている場合ではありません。今年もカレンダーの季節がやってきたということは、それに伴い私の仕事も忙しくなるというわけです。カレンダーのお届けは例年にくらべて少し遅れ気味になっており、気合を入れてスピードアップを図る必要がありそうです。師も走りだす12月。おそらく師と競走になりそうですが、負けるわけにはいきません。