XPERIA acro IS11S

子供たちが「PSP」や「3DS」を持つように、私たちはスマートフォンを大人のオモチャとして持ち始めています。真剣な面持ちでスマートフォンを注視しているビジネスマンが、実はテトリスのステージをクリアさせるのに必死だった、などという場面は決して珍しくないのでしょう。

もちろんオモチャとしてだけでなく、仕事でも大いに役立ちそうなスマートフォン。過去を振り返ればパームやクリエといったような、いわゆる「PDA」と呼ばれる携帯情報端末が流行った時期がありました。ある意味、その延長線上に位置するとも言えるスマートフォンですが、あくまでも「電話」であることが、私にとってはとても重要でした。

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さて、少しずつ使い始めて最初に直面する問題は電池の管理でした。これまでのケータイも丸2日持つかどうかだったのですが、ウワサには聞いていたスマートフォンの電池消費量、もちろんそれを上回る燃費の悪さです。使いたい機能を使わないで電池消費量を抑えるというのは本末転倒ですが、このスマートフォンに限っては待機しているだけで電池を食うのです。

これを何とかしないと「電話」として使うには厳しい状況だということになります。いくつかのアプリケーションを入れたり抜いたり、GPSやWi-Fi を切ってみたり、設定をいろいろと変更したりしながらもっとも節電効果が高かったのは、「アカウントと同期」を切っておくことでした。

スマートフォンには「余計なお世話」と思える機能も多く、この「アカウントと同期」は私にとって余計なお世話だと言えそうです。要は、グーグルなどのアカウントに対して情報を連動させるため常にオンラインにしておく、という設定のようですが、考えてみれば同期させるのは私の場合で1日に3~4回で十分。例えば、パソコンですら立ち上げるのは朝と晩の2回で、その際にメールを受信させるわけです。Wi-FiとGPS、そして「アカウントと同期」を手動にすることで電池の持ちは格段に良くなり、待機電力の消費量はケータイと同様になりました。

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付属のソフトウェアは、シンプルながらもツボを押さえています。これらは最初にPCへ繋いだ際に自動的にインストールされるもので、「PC Companion」は言わば入り口のようなところ。端末のアップデートが最新のものかどうかも、ここで自動的に確認してくれるのは楽チンです。

また、「Media Go」はauで言えば「LISMO Port」のようなもので、これを使えばPC内の音楽や画像などをXperiaへ簡単に転送できるソフトウェアのようです。アンドロイドのスマートフォンは単体でも完結できるとのことですが、やはりPCがあれば早くて便利になりそうです。

そしてカメラ機能。もともとケータイで撮影するのは不得意でしたが、やはりコレも同じです。カタログにはカメラ機能がスゴいと書いてあったのですが、それ以前に何と言っても持ちにくいわけです。慣れれば上手く撮れるようになるのかもしれませんが、デジカメを持ち歩いている身としては出番があるかどうか。とは言え、カメラのアプリケーションを使った様々なエフェクト撮影機能は使ってみると楽しいもので、日常ではこれでもまかなえる、大人のオモチャとなりそうです。

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