黒電話でスマホデビュー

我が家の財務大臣による「仮に電話機を替えて通信料が増大するならば、当然のことながらその負担は当事者から徴収する」という表明を受けて、その当事者は全責任を負う覚悟でとうとう電話店へと向かったのであります。

それまで使っていた黒電話を持ち込んで、40分後にはさらに新しい黒電話を持ち帰ってきたというほど、ここ数年間は電話機と言えば「黒」なのです。

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いわゆる「スマートフォン」の導入は時間の問題と言えたのでしょう。世の中には、無ければ無いで困らないけれど、あればあったで大変便利、という道具がいくつかあります。しかし、中には時間の経過とともに、無くなったら少し困るかも、というぐらいの普及と発展を遂げる道具も少なくありません。もちろん、このスマートフォンがそうなるかどうかは、分かりません。

「電話機能の付いたマイクロPC」とでも理解すべきスマートフォン。それを導入する目的を考えれば、実際には様々な選択肢がありました。同じ程度のコスト増で、いっそのことノートPCに100円を払ってデータ通信を契約するか、あるいは「iPhone」を別に契約するか。もっとも興味を持ったのは、テザリング機能も兼ね備えたイーモバイルのスマートフォンでしたが。

結局は携帯しやすさと使いやすさを考えて、現在の通信会社でスマートフォンを導入するという素直な結果に落ち着いたわけですが、イーモバイルの動向には今後も注目するところです。

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選んだ機種は、ソニー・エリクソンのXperia acro IS11S。コレにした理由を書き始めると長くなるので省略しますが、一番の理由は持った感じと操作感が良かったからです。最終的に迷ったシャープ製のAQUOS PHONE IS12SHが親切丁寧な日本メーカー製パソコンに例えるなら、Xperia acroはさながら汎用性のある外国製パソコン。そんな雰囲気です。

また、他のメーカーでは別売となる充電用のmicroUSBケーブルとACアダプタに加えて、32GBのmicroSDHCメモリカード、さらにマイク付ステレオヘッドセットが標準付属品として同梱されていることも大きな理由の一つでした。

実はソニー・エリクソン製品を持つのは、過去のガラケーに加えて今回で2度目なのですが、特にソニーが好きでも嫌いでもない私。しかしこのXperia acroに関しては、良い意味でソニーらしからぬユーザー目線の親切な配慮に一票を入れたと言えそうです。

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先週の月曜日に機種変更をして約1週間。自分に必要と思われるアプリケーションをいくつかインストールし、ようやく一通りの使い方を習得し終えた感じですが、想像していたほど難しくはなさそうです。とは言え、まだまだ奥が深そうなこの黒電話。

本日もキャリアメールが使えるようになるなどのアップデートがあったようですが、はたしてこの道具を有意義に使いこなせるようになる日は訪れるのでしょうか。後日に使い勝手をお伝えします。