神奈川に住む友人が、秋田の実家へ戻った帰り道に我が家へ立ち寄ってくれました。実は先週の末にも秋田へ向かう途中に2泊ほど我が家へ泊まっていってくれた彼。ここ数年、私たちは非常に楽しみにしている年に1度の再会なのですが、はたして彼はどうなのでしょうか。
数年前に転勤で仙台でも仕事をしていた関係で、先の震災に関してはとても胸を痛めていたようです。許されるのであれば、以前に回っていた地域をこの目で確認したいというので、先週には石巻や女川にお連れしたのですが、現実を目の当たりに言葉を失っていたようです。
さて、秋田でたんまり親孝行をして多くの温泉にも浸かってきたという彼ですが、最近泉区にオープンしたらしい日帰り温泉施設があるので行ってみましょうということになりました。
このところ目覚しい発展を遂げている泉大沢地区。ちょうどケーズデンキの東側。ホームセンター ムサシの向かいに先週オープンしたばかりだという「竜泉寺の湯」なる温泉施設です。
正直なところ、私はこの手のスーパー銭湯系温泉施設には、ほとんど足を運びません。それはもちろん銭湯よりも温泉が好きだからなのですが、たまに行ってみると決して悪くはないのです。こちらは堂々と「天然温泉」の表記がある施設ですが、はたしてお湯はどうなのでしょう。
平日の夕方だというのに、(私たちも含めて)皆さん何をやっていらっしゃるのでしょうと思うくらいの繁盛ぶり。空いていれば内部の写真もと思ったのですが、まったく無理です。
そして肝心のお風呂ですが、これが想像以上の出来栄えでした。この手の施設では、富谷の湯やコロナの湯、極楽湯ぐらいの経験しかない私ですが、その中では一番良いかもしれません。
大型液晶テレビも備わる広い露天風呂コーナーに設置された様々なお風呂は、チョッとしょっぱい正真正銘の天然温泉のようです。また、さらにお風呂の種類が多い内風呂には、目玉と思われる大きな浴槽の人工炭酸泉。これがなかなか効き目のあるお湯らしく、確かにカラダが温まるのがよく分かります。さらに2箇所のサウナ、また館内に用意される何種もの岩盤浴、軽食コーナーや食事処など。この手が得意な客人も、ここは実に良いと絶賛でした。
先週末は1度だけ3人で外食したので、今日の夕食は自宅でゆっくり食べましょう。と言うのも、以前のブログに書いた記憶があるのですが、彼は趣味でソムリエの資格を取っているのです。
毎年そうなのですが、泊まりに来る数日前に何本も送ってくれるワインのコレクション。今回は支援物資の意味も兼ねて気合を入れた逸品らしいのですが、私にはまったく分かりません。
6本も送っていただいたうち、今回余った2本は来年の立ち寄りまでセラーで寝かせておくようにとのご指示。ワイン好きのカミさんが、師と仰ぐ彼の影響で小さなワインセラーまで用意したわけですが、一年で一番美味しいワインが飲めるこの機会を、とても楽しみにしているようです。
アルコール代に1円もかからないからモノに走る私を許してちょ~。などというつもりはありませんが、今回のすべての写真は試しにXPERIA acroで撮ったものです。たかがケータイのカメラ・・などと侮らずに、しばらくはデジカメを持ち出さずにコレで練習してみることにしたのです。
考えてみれば、デジタルカメラも1万円台の安い機種を使っていますので、扱い方さえ習得すれば何とかモノに出来るかもと。iPhoneをすでに2年も使いこなしている客人である彼から、私は今回もワインのことではなくスマートフォン関連の講義を。私にとっても師なのです。