遠刈田温泉 桜と鯉のぼりの共存共栄

時刻は14時。どうする?自分。明日からも仕事は続くし、ここいらで一発温泉に入っておかないと、カラダがコチコチでコチコチジャン。行っちゃうか?でも、これからじゃチョッと遅いかなぁ。

一人でブツブツとつぶやきながら試しにナビで距離を調べてみると、43kmとあります。おぉ、遠そうで意外に近い。順調にいけば小一時間。着いて15時。2時間遊んで仙台18時。よし、いくぞ~。

青根温泉にするか遠刈田温泉にするか、最後まで決められずにクルマは国道286号線をひた走り。

釜房湖畔やみちのく公園内にまだ咲き続ける桜を眺めながら、とりあえず青根温泉経由で遠刈田温泉へ向かうことに決定。少しずつ若葉が芽生え始めている山間の木々は、まるで裸の状態から薄い緑色の下着を身に着けているようにも見えます。実に気持ちの良いドライブ。春の風も爽快です。

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予定通り、15時には遠刈田へ到着。公園に咲き誇る桜や、川を横断するように放流された鯉のぼりに目を奪われ、クルマを降りてしばしの散策を。仙台よりも南に位置する蔵王町ですが、やはり標高が高いということもあってか、桜はまだ見頃の状態が続いているようです。今日は花より温泉のはずでしたが、ここまで綺麗な風景を見せられると見逃すわけにはいかず、温泉の前のオードブルです。

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散策の後は、お待ちかねの神の湯へ。前車の時からそうでしたが、クルマの中に1本の温泉タオルを忍ばせておくことは、こういった時に役立つのであります。おそらく増税分の10円だけ値上げしたらしい310円の入浴料を支払い、久しぶりに味わう遠刈田温泉の湯。ここの湯舟は「ぬるい湯」と「あつい湯」に分かれているわけですが、今日の「ぬるい湯」は39℃で「あつい湯」はなんと46℃。

熱い湯には比較的強い私ですが、さすがに46℃となると、軽く下茹でされた感じです。真っ赤に茹で上がったタコオヤジは、ぬるい湯でカラダを少し落ち着かせ、湯舟の外でしばしの休憩。これを何度か繰り返すと、吹き出す汗とともに身体のコチコチ具合もほぐれていくのがわかるのであります。

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湯上がりに当たる外の風は、なんとも言えない心地良さ。時計を見ると、ちょうど17時前で、ほぼ予定通りです。本格的な温泉奉行ではなく、本格的な行楽でもありませんでしたが、こうした短時間の息抜きがたまには必要なのでしょう。桜と鯉のぼりが共存共栄する今日の遠刈田温泉。来週には早くも5月に入りますが、4月と5月の風物詩が同時に見られる風景は、意外に貴重かもしれません。