開花から1週間。あちこちで満開の声が聞かれるようになった宮城県内の桜。特に県南から仙台あたりまでは週末が見頃だったようですが、例年通りにGWまでの土日はビッシリと仕事が入って身動きが取れず。となると、平日サボリーマンの本領発揮であります。もう今日を逃したらヤバい。
前日の天気予報では晴れ。起きてみると、予報通りに見事な晴れっぷりです。さて、どうしよう。
柴田~大河原の一目千本桜はもちろん見たいけれど、せっかくなので白石にも行ってしまいたい。
実に欲張りな計画ではありますが、問題はどういう順序で回るかということです。宮城蔵王も白石城も、午後遅くになると逆光気味となるはずで、どちらも日の高いうちが吉。最後まで迷いました。
結局は船岡城址公園から大河原~白石へと南下することにしたのですが、それが偶然にも大正解。
私が船岡城址公園の駐車場から出る頃にはすでに入場待ちのクルマが長蛇の列。その影響で旧国道4号線の下り車線も大渋滞となっていたのです。やはり今日は絶好の花見日和だったのでしょう。
船岡城址公園は、まさに今が満開と言って良さそうです。青い空の下で見る桜は、言葉にならないほどの美しさ。特にここ船岡城址公園や柴田~大河原の一目千本桜は、「さくらを浴びる」と言う表現が出来そうなほどのボリューム感が味わえます。病み上がりの身体には、こういった自然の景色や心地良い風が特効薬なのかもしれません。訪れる皆さんが、揃ってため息をつかれています。
約半日で強行した宮城県南さくら紀行。大河原と白石の桜の様子は後日にお伝えしますが、白石城の桜はそろそろ終宴を迎えそうな状況で、柴田~大河原の一目千本桜はまだまだ期待できそうです。
もちろん仙台市内の桜も見ておきたい。そして宮城県北の桜も。忙しい日が続きそうですが、数ヶ月におよぶモノトーンの世界から解放され、やっと色付きの景色を目にできる喜び。私たちにとって、自然の英気を養うことは意外に重要なことなのかもしれません。今年も素晴らしい桜に感謝します。