ワインセラー風デジカメ防湿庫

以前から気になっていたことがありました。1台の黄色いワインセラー。12本を収納できる小型のそれは、カミさんがワインの先生でもある友人から譲り受けたものでした。その後、趣味が高じたらしく18本用のもう1台を追加したようですが、どうも黄色いワインセラーは使われていない様子です。

以前から気になっていたことがありました。その1台の黄色いワインセラーには、およそ似つかわしくない洗濯物らしきものや、用を終えたらしい袋類のようなものが大切に保管され、周りのチリやホコリとは無縁の実に快適な空間が提供されていました。なにこれ。冗談だろ。開放を要求しよう。

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あのさぁ、この使われてないステキなワインセラーに、デジカメやレンズを保管したいんだけど、中身を出して開放してくんない?

やじゃ。

は? いやいや、この雑多な中身はワインセラーに入れる必要があるとでも?

そうそう。私のワインセラーだもの。何を入れようと勝手でしょ。しかも、なんだか上からの物言いだぁねぇ。ひとにお願いをする時には、それなりの態度と言葉が必要なのでは?

「地震カミナリ火事カミさん」とは昔からよく言ったもので、まったく彼女の言う通りであります。

改めて丁重にワインセラーの開放をお願い申し上げ、大切に保管されていた(意味不明な)中身の移動先まで提案させていただいた結果、まんまと黄色いワインセラーはこの私の手に落ちたのです。

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以前から、カメラやレンズ用に「防湿庫」なるものが欲しいと思っていたのですが、なにせ置く場所が無いわけです。そこで狙っていたのが黄色いワインセラー。これを何とか使えないだろうかと。もちろん電源を入れて温度を一定に保つ必要はありませんが、密閉して湿度を一定に保ちたい。そこでこの日のために用意したのが湿度計と防湿剤。ヨドバシ・ドットコムの当日便で1,670円でした。

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庫内の通気口をテープで何重にもふさぎ、防湿剤をセットし、湿度計を取り付けて完了。いとも簡単です。場合によっては棚板も別に用意しようかと思ったのですが、ワインを乗せる棚をそのままセットしたところ、何とかこのままでもイケそうです。よしよし。当初にイメージした通りの仕上がり。

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昨日の設置から約24時間が経ち、現在の湿度は約45%。カミさんが大切に保管していた洗濯物や袋類は追い出されてしまいましたが、今度は私が大切に保管したいデジカメやレンズ類が黄色いワインセラーに入ることとなりました。おもて側から見ると、小洒落た防湿庫に見えなくもない姿。しばらくこのまま様子を見ることにしますが、これ以上にワインとレンズが増えないことを祈るだけです。