替刃式カミソリ

女性が毎日お化粧をするように、男性も毎日ヒゲを剃らなければなりません。私も学生時代に冗談でぽやぽやと口ヒゲを生やしたのが最後で、社会人になってからは休みの日以外にヒゲの処理と向き合う毎日。ざっと考えても、これまで7千回以上はヒゲを剃っていることになります。

今やヒゲが無礼だという社会でもなくなったようですが、ヒゲを剃ることよりもヒゲを生やして手入れする方がはるか大変だということが分かっていますので、私の場合はもうしばらく毎日ヒゲを剃り続けることになりそうです。それにしても、厄介な作業であることには変わりません。

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これは栓抜きではありません。替刃の付いていない1本のホルダーです。私の場合は電気シェーバーかカミソリのどちらかでヒゲを剃っているのですが、たまにカミソリの新商品が発売されたりすると試してみたくなるわけです。そして、これもそう。昨年にドラッグストアで見つけた商品で、確かキャンペーン価格398円!につられて思わず買ってしまったものです。

さっそく使い始めると、さすがにジレットの新商品。まるで滑るように、抵抗もなくよく剃れるのです。すっげ~。喜んで使い続けていたのですが、2週目に入ったあたりで剃り味が低下。あらあら。さっそくドラッグストアでこの替刃を探してみると、それがなんとも高いこと。

またやってしまいました。これまで何度も新商品に手を出すパターンを繰り返し、替刃の高さに使うことを断念して電気シェーバーに戻るのです。まったく懲りないというか学習していないというか。

シックにしてもジレットにしても、刃の枚数が増えるにしたがって替刃の価格も上昇気味。プリンターを安く売って高額なインクを買わされる商法にどこか似ています。

男のヒゲも十人十色で、刃の枚数が多ければ良いというものではないのかもしれません。つまり、旧商品でも比較的替刃の安いカミソリに戻ってみるのはどうだろうと。

これまで2枚刃から5枚刃まで、1枚ずつ増えてきたカミソリをすべて真面目に試してきたわけですが、その結果まったく固定されないカミソリ生活。そろろそろ落ち着かせるべきかもしれません。

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これまでもっとも長く使ったのは、おそらく20代後半に使っていた2枚刃の「ジレットセンサー」です。しかし、もはやホルダーは販売しておらずに断念。では、3枚刃の「シック プロテクタースリー」と「ジレット マッハスリー」の両方を使ってみて、私の肌に合う方を選択することに。

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ということで、まずはジレット選手から試してみたわけですが、これでも十分の剃り心地です。

むしろ5枚刃と比べてヘッドが薄い分剃りやすく、あとは刃の耐久性に期待。そして、この後にシック選手の剃り味と耐久性を試してから、どちらかの替刃を購入することになりそうです。

おそらくこれからも、様々なカミソリの新商品が私を誘惑してくるのでしょう。たとえば6枚刃、いや10枚刃が出ようとも、なんとかこの3枚刃を愛用していきたいものです。カミソリに限らず、価格も性能の一要素だと考えれば、新商品が万全であるとは必ずしも言えないようです。