もはや年末。おそらくどの業界や家庭でも、通常の仕事量に加えて年末の業務も増える時期ですが、個人的には11月からギアを入れて取り組んできたことで、ようやく峠は越した感のある今日この頃。とは言え、さて冬休みに突入・・などと言えるはずもなく、もう少し突っ走る必要がありそうです。
さて、昨年末もそうでしたが、この時期には毎日のように多用するのがカーナビゲーションです。初めて行く場所はもちろんですが、すでに行ったことがある場所を一日に何件か回る場合においても実に重宝します。それぞれの行く場所を点で把握していても、それらを繋いて効率の良いルートを線で結ぶ際にはカーナビがあるのと無いのでは大違い。思えばずいぶん便利な世の中になったものです。
過去を振り返れば、確か10年以上前に初めて購入したのは15万円ほどのナビゲーション。最初は本当に驚きました。自分のクルマが画面の地図上で動くのです。なにこれ。クルマが道路上を走れば、地図上でも自車位置が動くのです。今では笑われるかもしれませんが、これは画期的なことだと思いました。紙の地図でもっとも面倒なことは、まずは自分が今どこにいるのかを知るのに時間がかかったことです。カーナビの普及により、私たち外回り部隊の効率は飛躍的に高まったわけです。
その1台後のクルマには純正のカーナビゲーションを注文したわけですが、現在のクルマは取り外しの出来るポータブルタイプにしました。純正カーステレオのデザインを壊したくなかったのと、それほど頻繁にナビを使うわけでもなかったからです。そして現在。6年前のポータブルナビは完全に出番を無くし、スマホのカーナビゲーションがその重要な役割を担うようになってしまったのです。
使っているのはグーグルナビ。いつからかグーグルマップと統合され、マップからナビへと展開できるようになりましたが、これが相変わらず便利なのです。アドレス帳に入っている住所をタップすればそのままマップへ連動し、そしてナビへと展開。初めて行く場所についても、文字入力や音声入力が通常のカーナビゲーションに比べれば楽ちんで早い。慣れてしまうとこれで必要十分です。
ステアリングの根本とメーターの間にチョコンと置きさえすれば、運転しても動かずにGPSの受信もまったく問題無し。連続使用ではバッテリーの消費が激しいわけですが、車内ではいつでも充電できる環境が整っています。通常のポジションだとスマホの下半分が見えないのですが、右左折の案内は上部に表示され、同時に音声案内もあるので不便はありません。恐るべしグーグルナビです。
その昔、クルマに備え付けのナビゲーションが小型PCだったらもっと便利だろうなと思ったことがありました。今やタブレットが数万円で変える時代。例えば、LTEなどの通信機能を備えた7インチ程度のタブレットが電源直結でクルマに組み込んであれば、それ1台でナビから音楽から映像からメールまで、相当に便利な環境になりそう。おそらく難しいことではなく、いずれそうなるのでしょう。
そんなことを思いつつ、今日もスマホのカーナビをチマチマと操作する初冬の一日でした。