「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」の効果もあり、過去最多の人出となったという「仙台青葉まつり」。その人出のうち、2名はこの私たちであります。もちろん、一昨日に引き続いて昨日に行われた「本まつり」も観に行ったわけですが、これは2日間での催し物が異なるからです。ここが主に「飾りモノ」を観る仙台七夕とは違う点で、「人」を観る「青葉まつり」が面白いところなのかもしれません。
いつも街のイベントは行き当たりばったり。事前に調べることはせずにアドリブで行動することが多いのですが、今年の青葉まつりに限っては違いました。前もって「街ナビプレス」の青葉まつり特集を手に入れたからで、しっかり読んで観たいところを決めておいたのです。それが時代絵巻巡行。
一言で言えば、主賓となる「青葉神社神輿」を中心をした武者行列とも言えそうです。これまで何度も目にしたことがある時代絵巻巡行ですが、実は最初から最後まで腰を据えて観賞したことはなく、今年はこれが第一の目的だったのです。
巡行される皆さんはさぞ大変だったでしょうが、青葉通り起点の東二番丁通りを経て定禅寺通りまで練り歩くコースとあって、観る方としては混雑が分散されて実に助かります。今回は定禅寺通りで。
実に壮大で圧巻。言葉もありません。素人ながらに、よくもこれほどの甲冑姿が集結できるものだと驚くわけですが、同時にそれぞれの勇姿が実にカッコ良く、そしてとても似合っておられるのです。さらに、事前の告知が無かったと思われる上杉勢が米沢城から援軍として駆け付けるという演出も。
高校時代の日本史は赤点番長だった私ですが、この歳になってこうして歴史に想いを馳せるのは、何か不思議な感覚でもあります。歴史ファンや武将マニアならずとも、この仙台青葉まつりの時代絵巻巡行は見応え十分。このボリュームで甲冑姿を目にすることができるのも、仙台では年に一度でしょう。観ているこちらが文字通りの武者震いを覚えそうでした。さて、今年の仙台青葉まつりでは、例年通りに数多くの素晴らしい笑顔も観られました。次回はその笑顔をお届けいたしましょう。