100万人の願いが天に通じたのか、2日間とも雨に当たらずに終えることができた「仙台青葉まつり」。昨日は見事な五月晴れ。そして本日は数日前の天気予報が良い方向に外れ、開催中の雨は何とか避けられたようです。年間の行事がいくつか用意される仙台において、個人的にはこの青葉まつりがもっとも心地良く、そして人々のたくさんの笑顔を観ることができるイベントだと思います。
昨日は昼過ぎに街へ出動。予定では、いったん自宅に戻って夕暮れ時から再度繰り出す予定でしたが、市民広場や勾当台公園の飲食店や催し物が予想以上に面白く、結局は飲み食いしながらだらだらと7時間も街をウロついてしまいました。こういう時に限りデジカメはまったく活躍できず。何かを撮るよりも、観たり食べたりする方が忙しいのであります。それはイカン。夜に少しだけ撮影を。
震災後は2回目となる「仙台青葉まつり」。よほどの悪天候でない限りは毎年のように観ているわけですが、年々と見応えが増して楽しくなってきている気がします。もちろんこれは関係各位のご尽力によるものなのでしょうが、この祭りがいわゆる参加型だということも大きな要因なのでしょう。本当に楽しそうに笑顔で踊られる皆さん。それを観ている私たちが楽しくないはずがありません。
2週間ほど前に街へ買い物に行った時のこと。中央通りと東二番丁通りの角にお店を構える「阿部かま」には相変わらず「ひょうたん揚げ」を求める行列が。聞くと、カミさんは食べたことがあると言います。なぬぅ?よし!食べるべ。ということで初めて食べたひょうたん揚げは、なるほど美味。
店内に入り、椅子に座って夢中でパクついていると、店の奥にはたくさんの絵馬が。へ~。これって、もしかしたら青葉まつりの「やまぼこ」に飾るヤツ?まさかね。などと話していると、カミさんが一枚の絵馬に何やら書き出しました。本番にこれが飾られてやまぼこが巡行されたらスゴいね~。
本祭りに備え、一番町二丁目に鎮座していた「阿部かま」のやまぼこ。あ!そう言えば、あの時に書いた絵馬を探してみようか!無いね~。やっぱりあれはお店の展示用なんじゃないの?と帰りかけた時のこと。あった!あったあった!おぉ~!あったね~!スゴい!宝物を見つけた瞬間でした。
なんとも誠実な阿部蒲鉾店。あの店内で来店客が書いたすべての絵馬を、今年のやまぼこに取り付けてくださったようです。これらの絵馬に書かれた願い事は、間違いなく叶うことになるはずです。