このようなことを自分から言うべきではありませんが、個人的に必ずわずかばかりの支援募金をさせていただくのが、定禅寺ストリートジャズフェスティバルとこの「SENDAI光のページェント」です。要は観賞料金のつもりなのですが、光のページェントに関しては以前からこう考えていました。
ベースとなる基本的な基金は、仙台市民が1個の電球を毎年100円で「買う」ということにしたらどうなのだろうと。数年前に「ひかっぺ応援団」というシステムが登場しましたが、そこまで大げさにやらずとも、年に1度の1人100円で良いと思うのです。例えば、4人家族全員が電球を買うことにすれば400円。そしてその4個の電球は、会場のどこかで輝いています。それは静かなロマンです。
問題は100円の徴収方法ですが、いっそのこと「光のページェント税」という市民税を導入したらいかがでしょう。賛同する仙台市民にだけ課税する、お一人様年間100円の「光のページェント税」。仮に半数の市民でも賛同すれば、毎年5千万円の基金が確保され、50万個の光りは誰かが買った電球となるわけです。これは残念ながら夢物語なのかもしれませんが、自分たちが購入した電球がどこかで夜空に輝く様は、子供も大人もそれを誇りに感じるかもしれません。
やがて地下鉄工事が終了し、以前のように青葉通りにもイルミネーションが飾られるようになり、100万の仙台市民と同数の電球が仙台のひかりを演出する。そのようなことを夢見ながら、今年の「SENDAI光のページェント」を後にしました。