柴田町 一目千本桜

一緒に行きましょうと父親と約束していた「かき小屋仙台港」。思い立ったら出来るだけ早いうちに行動を起こしたほうが良いというのは、なにも仕事に限ったことではありません。いつ何が起こるかわからないというのは、私たちが十二分に体験させられたことなのであります。

月曜日は雨降りのようなので火曜日はどうでしょう。ということで話がつき、実家へ父を迎えに行ってから思い付いたことが。そう言えば今年の桜は見たの?いや、ここ何年も見てないなぁ、と父。それならば、仙台へ向かいがてら大河原か船岡に立ち寄って行きましょうということに。

さっそく大河原の「一目千本桜」を一目見ようと花見会場付近へクルマで近寄るも、さすがに満開の桜を見物しようという人は私たちだけではありません。徐々にクルマが動かなくなるほどの渋滞に大河原をスパっと諦め、旧国道4号線で柴田町方面へと進路を変えたのでした。

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県南出身者の私としては、白石の益岡公園や大河原の白石川沿い、そして船岡城址公園は桜の名所として昔から慣れ親しんでいたわけです。とは言え、船岡城址公園を訪れた回数はそう多くなく、おそらく20~30年ぶりかもしれません。かき小屋を軸に父親を連れ出した今日の予定もまったくのアドリブで、大河原にフラレなければここへも来なかったのでしょう。

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そう考えると、神様のサイコロに感謝するしかありません。それほど船岡城址公園の桜は実に素晴らしいものでした。正直なところ、こんなにスケールが大きかったっけ?と思うほどの船岡城址公園。そして、見わたす限りに咲き誇る桜。まるで桜のシャワーを浴びているかのような錯覚に陥るのです。さらに公園から見下ろす白石川沿いには、ご存知「一目千本桜」。

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大河原町と柴田町は隣同士で、この白石川沿いに咲く桜も両町に渡って続いているわけです。どちらの町もこの桜を「一目千本桜」と呼んでいますが、船岡城址公園を有する柴田町が言うには、ここから見る桜の景色こそが、文字通り「一目千本桜」である、というわけです。

まぁまぁ、どちらの町の桜も実に素晴らしいので、仲良くしてくださいねと言いたいところですが、ここからの景色を見てしまうと柴田町の言い分も納得してしまいます。今日は残念ながら雲が多かったのですが、これで蔵王連峰までスッキリと見渡せたら何も言うことはありません。

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先の予定もあったので観音様までは登りませんでしたが、ここでも十分な花見を味わうことができました。仙台の榴岡公園や西公園のようにアルコールを飲みながら花見を楽しむようなスポットとは趣が異なり、どちらかと言えばここは桜そのものを目に焼き付けるところでしょう。

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まさに今が満開と言える船岡城址公園の桜。おそらくあと数日だと思いますが、これから行かれる皆さんに情報を一つ。

旧国道4号線から城址公園の駐車場へ入ろうとすると、相当に混雑します。つまり、北側から駐車場へ入る列に並ぶとかなり大変なので、南側から駐車場へ入るわけです。それには、最初の画像にもある「恵林寺」というお寺を突き当たって右折するわけです。

グーグルマップなどで「船岡 恵林寺」と検索されれば、旧国道4号線からそのお寺に向かう信号の位置もお分かりいただけます。

昨年の分までなんとか楽しもうと企てている今年の花見。今日で満足メーターはかなり上がりましたが、まだまだこれから北へ追いかけましょう。