味の素 中華丼の具

お弁当を作る機会がほとんど無いせいか、我が家ではあまり冷凍食品を多用することはありません。とは言え、いざという時に便利なことは間違いなく、常にギョーザやうどんなど何か1品2品は必ず冷凍庫に入っているのであります。そしてたまに食べる冷凍食品で驚くのが、その意外な美味しさ。シェフの腕が上がったのか冷凍技術が進化したのか、一昔前とは違います。

我が家に数ヶ月単位で訪れる冷凍食品ブーム。以前はハンバーグだったり長崎ちゃんぽんだったり。そして今のブームは、味の素から発売されている「野菜たっぷり 中華丼の具」なのです。冷凍食品は定価で購入すると意外に高いらしく、もちろん冷凍食品半額の日や4割引きの日に仕入れるというのが鉄則のようで、これも確か300円前後で手に入るはずです。

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さて、最初は味の素が提案する通りに、中華丼として食べたわけです。すると思いのほか美味しく、しかも二人分の材料を用意してコレと同じ内容のものを作ることを考えると、予算的にも時間的にもまったく太刀打ちできないのです。そして、この具は他にも流用できるだろうと。

チャーハンにかけても美味しそうですしラーメンにも使えそうですが、何と言っても思い付いたのは「五目あんかけ焼きそば」。ほいじゃ試しに作ってみようと「焼きそば」を用意し、さっそく取り掛かりました。

ボールに移した焼きそばにサラダオイルを加えながらほぐし、中華丼の具は鍋のお湯で温めておきます。熱したフライパンに少し多めのサラダオイルを投入して焼きそばを軽く押さえつけながら焼いていき、両面にカリッと焼き目を入れればほぼ完成です。

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あとは焼きそばに中華丼の具をかければ出来上がり。さて、実食!うん!79点です!

点数の意味が自分でもよく分かりませんが、想像以上に中華飯店で食べる「五目あんかけ焼きそば」の雰囲気は出ています。しかしながら、気になることも少々。

まず、麺が何となく違います。これは難しい問題ですが、焼きそば用の麺を色々と試してみるほかなさそうです。さらに、焼きそばにかけると具の量が一人分では微妙に足らず、2個入りの具すべてを一人分として使うほうが見栄えもボリュームも増しそうです。これは是非とも近いうちにリベンジ。

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ちなみに、これは青葉区八幡町「中華飯店亀恵食堂」の中華丼。さすがにプロが作るとこうなるわけですが、見比べてみると味の素バージョンも具の種類では決して負けていないようです。イカやエビの食感もなかなかで、冷凍食品にしては十分な出来栄えだと言えるでしょう。

一手間かかりますが、お湯で温めた具を鍋に移してから、さらに水や鶏ガラスープや醤油などを加え、最後に少量の水溶き片栗粉で仕上げるといった、具の水増し作戦も考えられそうです。