スイーツマンジュ

二夜連続で甘いネタというのも恐縮ですが、これはウルトラCで面白そう、ということでご紹介を。

カミさんが会社での圧力関係から勝ち取ってきたありがたいお菓子の数々。さらに可愛いチョコレートやら有名マカロンやら、当分は糖分に困らない生活を送ることができそうです。

そのなかで、ひときわ目立つキレイな一箱のパッケージ。ん?「Sweets Manju」ですと?

「スイーツマンジュ」とフリガナ的カタカナが記されたその箱の裏を見てみると、かの薄皮饅頭で有名な、郡山の「柏屋」とあります。え?ということは、これはいわゆる饅頭なのでしょうか。

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内箱の底に書かれている「思わず『 ふふふ♪』」どころか、思わず「ははは♪」とウケてしまったこの「スイーツマンジュ」。6種のフルーツ色に彩られた実にキレイで可愛い饅頭です。

へ~。よく考えつきました。おそらく、饅頭の皮に色を着けてフルーツの香りを練り込んだのでしょうか。中身のアンコは?それはいくら何でも小豆でしょうよ。つぶあんか、こしあんか。

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さっそく、メロンとイチゴとバナナの3種を一気に実食してみようということに。キレイな色の皮からは、ほんのりとそれぞれのフルーツの香りが漂います。中身は普通のアンコだと想像していた私は、バナナを手で半分に割ってみてビックリ。なんだなんだ?アンコもバナナっぽいんじゃね?

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箱の裏に記された「原材料」を再度見てみると、あらあら何やらそれぞれのフルーツ系材料がけっこう使われているのです。うわっ、これって中身のアンコもフルーツなんだ!慌ててナイフでカットし直して、もう一度カメラを用意するといったブログ向けの作業に取り掛かるはめに。

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これにはちょっと驚きました。それぞれのフルーツが練り込まれていたのは皮だけでなく、アンコもフルーツ入りだったというわけです。「こしあん」の食感と同じフルーツアンコは、仮に目を閉じて食べても何のフルーツかを理解できる十分な風味と味わいで、これを完成させるまでには相当の試行錯誤があったものと容易に推測できます。いやはや、これには参りました。

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先月に一人で飯坂温泉まで出掛けた際、帰りの国見サービスエリアで購入してきた「薄皮饅頭」。

久しぶりに食べた薄皮饅頭は意外に甘さが抑えられ、そのせいかほんのり小豆の風味が感じられるお茶うけに適した定番の一品でした。そして、その薄皮饅頭の可愛い子供たちとも言えそうな「スイーツマンジュ」。日本茶はもちろん、紅茶やコーヒーとも相性が良さそうです。

福島県内の企業も、震災や原発の影響がまだまだ続いているに違いありません。その状況のなかで、待ちの姿勢ではなく攻めに転じた老舗の「柏屋」が送り出すスイーツの一品。「薄皮饅頭とスイーツマンジュの柏屋」と呼ばれるようになる日を、陰ながら願っているのであります。