カシオ EX-ZR100

まるで新しいオモチャを買い与えられて喜んでいる子供のように、オヤジの私がこのところ遊んでいる「HDRアート」。カシオのデジタルカメラに搭載されているデジタル技術の一種なのですが、これがなかなか面白くて、時間を見つけてはいろいろと試しながら習得しています。

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カシオのホームページより。

露出の異なる連写画像を高速合成して創るHDRは、最大で2の13乗という35mmネガフィルムに迫る圧倒的なハイダイナミックレンジを再現。また、被写体が動いていても、連写画像の中から合成に適した部分のみをカメラが自動で抽出し、画像合成と処理を実行。階調も被写体も人間の眼で見た印象に近づく自然な1枚に仕上げます。

なんだかよく分かりませんが、上記がHDR(ハイダイナミックレンジ)の説明です。さらにはHDRアートに関して、「HDRの画像合成時に局所的な彩度やコントラストの強弱を調整することで、新しい写真表現を創り出すHDRアート。通常であれば、三脚に据えて、露出を変えながら撮影した複数の画像をPCで加工することなしには得られなかったこの斬新な表現を、エクシリムはシャッターを1回押すだけで作成。芸術的な1枚に仕上げます。」とのことだそうです。

実はこの「HDR」については様々なメーカーが独自の技術で取り組んでいるもので、呼び方に多少の違いはあれど目的は同じです。要は明暗差の大きい場面を撮る場合において、カメラを暗い方に向けると明るい方は白く飛んでしまい、逆に明るい方にカメラ向けると暗い方が真っ黒につぶれてしまうのが普通でした。これを極力見た目に近い状態で撮るのがHDR。

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「HDR」に対するカシオの答えは、これをお得意の「高速連写」で解決したもので、同社の「ハイスピードエクシリム」シリーズに搭載されるようになりました。そして、それをさらに独自の調合で仕上げるものが「HDRアート」。ネット上に載せられたこれらの画像を昨年から非常に興味深く目にするようになり、もう少し価格が下がったら手に入れたいと思っていたわけです。

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以前に手に入れた同社の「EX-Z2300」が予想以上に使える道具だったことも、カシオに注目するきっかけを作りました。「Z2300」はCCD機で、この「ZR100」はCMOS機という具合に、ちょうど異なるイメージセンサーを持つ2台のカシオ社のデジタルカメラが揃ったことになります。

正月明けに我が家へ泊まりに来たちびっ子と一緒に立ち寄った仙台駅前のヤマダ電機。デジタルカメラ売り場で突然のめまいに襲われ、気が付いた時にはコレを持って下りのエスカレーターに乗っているところでした。後でレシートを確認したら、ポイント無しの14,800円。少し貯まっていたポイントも使ったらしく、1万3千円という金額が、めまいの治療に使われたようです。

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色はクルマでいうところのパールホワイト調で、最新機種の「ZR200」で用意される真っ白よりも好感が持てます。発売してからもうすぐ1年が経つようですが、ハイスピード云々というだけあって何もかも早いと感じる「ZR100」。オートフォーカスも撮影間隔も連写速度も早いので、これに慣れてしまうと少しヤバそうです。これぞ!という通常撮影の1枚は同じCMOS機のリコーCX1に敵いませんが、デジカメで気軽に楽しく遊ぶには良き相棒となりそうです。