冬タイヤ最遅交換新記録

スタッドレスタイヤの未装着を推進する与党側の「あっぺとっぺ党」。本国会中にはなんとか「仙台じゃスタッドレスタイヤは要らないんじゃね?法案」を可決すべく奔走しておりましたが、野党からは予想以上の激しい抵抗。「ふざんけんじゃねぇ!」だの「寝言は寝て言え!」との罵声が。

結果的にはまことに残念ながら、当決議案は満場一致で「否決」されたのであります。そして、とぼとぼと肩を落としてタイヤ交換へ向かう党首の背中に、吹く風は実に冷たく感じるのでした。

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というわけで、年を越してからタイヤを交換するのは新記録です。だからど~したのよ、という話しではありますが、心の中では少しだけ「スタッドレス未装着」を試してみようと思っていたのも事実でした。しかし、いくら挑戦の年とはいえ、これは無謀だったということでしょう。

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宮城県、いや東北地方などの降雪地域では、普通タイヤのことを「夏タイヤ」、スタッドレスタイヤのことを「冬タイヤ」と呼んだりします。しかし「春タイヤ」や「秋タイヤ」はありませんので、夏タイヤはいわゆるスリーシーズンということになるわけで、冬タイヤはワンシーズンです。

私たちはこのワンシーズンのためだけに冬タイヤをワンセット揃える必要が出てくるのですが、購入費用やら交換費用などが意外な出費になるわけです。走行距離は年間の約四分の一ですから減りは少ないにせよ、ゴム製品ゆえの経年劣化もありますので、3~4シーズンが限度なのでしょう。

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特に仙台は微妙なところで、日中でも道路に雪が積もったり夜間に凍結するのは、ワンシーズンにおそらく10日もあるかないか。もちろん住んでいる場所や行動範囲にもよりますが、仮に私がサンデードライバーであれば、未装着に挑戦するかもしれません。もし土日に雪が積もれば、外に出掛けないかタクシーを使うほうが、おそらくタイヤを買うより安くて安全です。

とかなんとかタイヤを交換するたびに考えてしまうのですが、ウインタースポーツに行かれる人たちも多い仙台では、まだまだ冬タイヤはこの季節の定番であり続けるのでしょう。私もこれで一安心、というわけでもなく、4シーズン目を迎えるこの冬タイヤ。性能も劣化しているでしょうから、一層慎重に運転しなければなりません。夏冬タイヤ共に新調時期が近そうです。