CPLフィルター

デジタル一眼レフカメラを手に入れてから、カメラバッグやらレンズフードやら、小物を少しずつちょこまかと揃えているのですが、そのなかで以前からどうしても気になっていたものがありました。「CPLフィルター」または「円偏光フィルター」とも言うらしいのですが、ネットなどで先人の皆様がお使いになっているのを拝見すると、これは一つ欲しいアイテムだと思ったわけです。

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調べてみると価格もピンキリで、なかにはレンズが1本買えるほどのモノもあるようですが、ド素人の私が試しで使うわけですから安物で十分。中国製でお手頃な製品も見つかったのですが、いざとなると少し心配。結局はこの手の製品では信頼も高い「ケンコー社」のアウトレットから、標準ズームレンズ用の52mmのモノを3千円で発見し、ポチってしまったのであります。

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偏光フィルターは、光の表面反射を除去する効果があるらしく、空気中の水蒸気の反射を除去させるために青空をより青くさせたり、また樹葉の反射を除去して本来の色を出したりという効果があるそうです。しかし私がもっとも気になったのは、水面やガラスの反射を除去させるという効果で、これだけは撮影後にレタッチソフトで編集するのは不可能だからです。

実際にこれまでも、ショーケースやショーウインドーを撮ったり、何か透明のフィルムで覆われているモノを撮ると、ことごとく反射してしまっていたのですが、レンズのフィルターでそれを除去するものが有ること自体、デジタル一眼レフを購入してから知ることになったのであります。

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どちらの写真も上が「偏光効果無し」で下が「偏光効果有り」ですが、なるほど先人の皆様が言われている通り、確実に反射の除去効果は有りそうです。室内で料理を撮ったりモノを撮る際にも役立つらしいのですが、実は本日に初めて試してみたばかりで、もっと練習が必要です。

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ちょうどレンズにサングラスをかけたような具合ですが、そう言えば釣り人が使っていらっしゃるサングラスの多くは偏光サングラスで、やはり水面の反射を除去させて水中の様子を見やすくするためなのだそうです。なるほど。そう言われれば確かに理にかなっている道具です。その効果や特徴、また操作方法を習得するには、もう少しだけ時間がかかりそうな感じです。