先の震災で、実に多くの人たちの人生観や価値観が変化したと言われています。4月の末に私が自転車を手に入れたのも、多少はその部分が影響したことは間違いないでしょう。これまでは何も考えずに自分自身の移動にクルマを使い、乗車定員5名のクルマに乗り込むのはいつも私一人。考えてみればずいぶん太っ腹なガソリンの使い方をしていたものです。
もちろん、健康のために、という目的もありました。健康診断で「LDLコレステロール」が多いぞ、という指摘をうけている身としては、安易に薬を飲むことなく、何らかの運動を続けながら正常値に戻したいという気持ちもあったのです。まずは今年の健診で「吉」と出るかどうか。
さて、安価の割にはよく働いてくれている私の愛車。納車時からどうしても気になっていたところがありました。それは、ペダルです。何か不具合があるとか調子が悪いというわけではないのですが、そのデザインだけがどうにも好きになれなかったのです。実用上の問題はなく、見た目だけで交換することにためらいもあったのですが、調べてみると高いものではなさそうです。
例によってネットで情報を収集すると、ペダルを交換するには15mmのスパナが必要だとのこと。ホームセンターで探してみると、これが意外に高いモノなのです。おそらく1~2度しか使わない工具に千円以上を払うのももったいないので、いつもの「ストレート」で探してみると、なんと310円から用意されている様子。これなら百均モノよりは十分に信頼が置けそうと、さっそく宮城野区扇町の実店舗で購入しました。
購入したペダルは「Wellgo」というメーカーの「M-21」という製品で、もちろん左右2個のセットで1,200円。前後に付いているリフレクターの前部分は取り外し、拍子抜けするほど簡単に取り付けが完了。肝心の「見た目」も少しだけ軽やかになったようですが、意外だったのはペダル自体の重量もオリジナルより少し軽いようで、これは想定外の嬉しい結果だったのです。
1週間前にペダルを交換した際の積算走行距離が563km。ちょうど私のクルマで満タンにしてから給油ランプが点灯するまでの平均距離で、ここでガソリンは45リットル前後が入ることになります。多少は用もなく走ったとはいえ、ほとんどが自分自身の移動に使ったことを考えればまずまずの結果。心なしかウエストがユルくなってきたのは良い兆候でしょうか。