3年ほど前でしょうか。健康診断の血液検査で、LDLコレステロール値が高いという判定が出たのです。この手の検査で難くせを付けられたのは生まれて初めてのことだったのですが。
どう・・しますか?お薬を飲めばすぐに下がりますよ。それとも食事や運動で下げますか?
と、担当の医師。え、ええ。薬は・・ちょっと・・。まずは食事や運動で下げますよ、と私。
わかりました。頑張ってみてください。では、管理栄養士の講習がありますので、それを受講してみませんか?きっとあなたのお役に立つはずです。日程はこのようになっています。
ということで、当時その病院で健康診断を受けた人たちの中から、結果が思わしくなかったらしい20名ほどが集められ、管理栄養士先生の指導を受けたのです。その美人先生がその時に何をお話ししたのかは、今ではほとんど憶えていませんが、ただ一つだけ記憶に残っていること。それは、「カタカナ」よりも「ひらがな」のものを食べなさい、というご指導です。
は、は~ん。なるほど、これは分かりやすいハナシです。要は「脂モノ」を控えなさいということなのですが、確かに「ヨコモジゴハン」や「カタカナゴハン」は比較的脂っぽい食事になりがちで、その点昔から日本で食べられていたものは「ひらがな」ばかりでカラダにも良いのだと。
あれから3年。やはり運動はなかなか出来ませんので、多少とも食事に気を遣うようになった・・はずなのです。あの時に管理栄養士の先生が教えてくださった、「ひらがなごはん」。
特に昼食はほぼ外食ですので、ひらがな・・ひらがな・・と食事を選ぶたびに思い出し、「ハンバーグ」よりは「さしみ定食」。「ラーメン」よりは「うどん」など。もちろん完全に徹底させてしまうのも楽しくありませんので、可能な限り「ひらがな」のものを食べるという努力目標なのです。
それ以来、良い子の私は先生の言い付けをしっかり守り、「てんぷら」や「とんかつ」、「なぽりたん」や「かるぼなーら」などの「ひらがな」モノを口にするように心掛けており、今日のお昼も「エビフライ」ではなく「かつどん」を、豚ばら肉たっぷりの「とん汁」と共にいただいたのです。
よしよし。この調子でいけばLDLコレステロール値が下がるのも、時間の問題なのであ~る。