有秋の美 称念寺の紅葉

例年のことなのですが、年末この時期になると様々なお手伝いも含めてヤルべきことが重なり始め、今年も先週から来月の中旬まで土日の休みは取れそうにもありません。しかし、完全な仕事人間とは言い切れない私は、このところ平日でもクルマにデジタル一眼レフカメラを積み込んでおり、その日の予定で時間を見つけてはちゃっかりと息抜きをしているのです。

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青葉区の、子平町、三条町、新坂町、北山あたりは、仙台市内でも有数なお寺の密集地で知られています。個人的にほぼ毎日のようにクルマで通るこの地域。そのなかで、どうしても記録にのこしておきたいと感じる風景があり、サボリーマンはとうとうここに停車しました。

先日の「輪王寺」しかり、寺にはそれぞれ独特の雰囲気があるように思いますが、それは何も山門や本堂などの建造物だけではなく、それを取り囲む敷地内の木々や、またその立地そのものなど。新坂町に佇む「称念寺」も、特にこの時期は素晴らしい風情を感じるのです。

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ここ「称念寺(しょうねんじ)」。入り口から山門までは見事な「もみじ」が来訪者を出迎えてくれ、そしてその正面の赤く塗られた山門ゆえに、「赤門寺」とも呼ばれるのだそうです。「散歩がてらチョッと京都まで出掛けてきましてね・・」などというネタは決して通じそうもありませんが、私たちの地元でもゆっくり眺めれば唯一無二の美しさが発見できるのかもしれません。

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そろそろ宮城の紅葉も終盤にさしかかったのでしょうか。今年も素晴らしい彩りで私たちを楽しませてくれた木々の紅葉による「有秋の美」。いよいよ有終の美を飾りそうな気配です。