ゴディバ・ショコラティエ

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混雑を避けるためにと、会社の男性陣へのチョコレートをすでに先月の末に準備していたらしいカミさん。もしも、わたくしの分も用意されているのであれば、少しずつでも食べさせてはもらえまいか・・ということで、一足先に数日前からボリボリとチョコレートをカジっているのです。

これに気持ちがこもっているのかどうかはカミさんに聞いてみないと分かりませんが、勤務先へ用意したものよりも一回りだけ大きくしたという神戸製のチョコレートはなかなか美味しく、いつも板チョコに慣れている身だからこそ、しばらくは贅沢な気分に浸れるのであります。

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さて、バレンタインデーを明日に控えた本日、義理の母宅の隣人から、私たちにといただいたチョコレートを取りに行くことに。いつもお世話になっているからと用意してくださったとのことですが、何もお世話させていただいた記憶はありません。しかし、せっかくなので、のこのこと頂きに出掛けたわけです。事前に聞いてはいたのですが、久々に目にする高級チョコレートであります。

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義母宅にちょうどご本人もいらっしゃったので厚く御礼を申し上げ、よろしければ是非とも一緒に味わいましょうと。もちろん最初は遠慮されていたのですが、考えてみればこの時期のチョコレートは贈る側が味を確認する機会がありませんし、みんなで食べるほうが美味しいに決まっています。ちょうど4人で4種類の味が4枚ずつ、失礼してその場で開けていただくことに。

私の父と同様に「ティーシャツ」を「テーシャツ」と呼ぶ年代の義母ですので、このチョコレートは「ゴデバ」です。「ゴディヴァ」と教えてあげても「んだがらゴデバだでば」と言われてしまえば反論の余地はありません。肝心の味わいですが、ミルクチョコレートは日本の技術が優秀にしろ、カカオ配合の多いものはさすがに本場物が美味しいというのが一致した感想でした。

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バレンタインデーの明日は、もしかしたら数千万個というチョコレートが一日で飛び交うことになるのかもしれません。義理であれ何であれ、多少は気持ちをこめることで一層美味しく感じられるのは間違いなく、高級チョコレートであればあるほど、贈ってくださった人たちへ少し分けて差し上げることも、良い結果をもたらしてくれるかもしれません。