ここ1~2年の間に、「はなまるうどん」や「丸亀製麺」といったセルフサービススタイルのうどん屋さんが目に付くようになりました。お手軽でリーズナブル、しかも十分に美味しいとあって、私も機会があれば利用させていただくのですが、何故かセルフのそば屋チェーンは見当たりません。
立ち食いそば系のチェーン店は仙台市内にもありますが、ショッピングモールのフードコートでそば屋を展開しているようなナショナルチェーンは無さそうで、うどんに比べてそばは難しいのかと勝手に想像していたのですが、あの吉野家でやるらしいという記事を何かで見たのです。
そんなことはすっかり頭から消えていたのですが、本日イオンモール名取エアリの大食堂に行ってみたらビックリ!なんと、その吉野家で展開するそば屋が出来ていたのであります。
確か海鮮丼屋さんがあった場所ですが、おそらく入れ替わったのでしょう、丸亀製麺とペッパーランチの間に挟まれて、橙色と藍色の2色が「そば処吉野家」のイメージカラーなのでしょうか。
それにしても驚きです。近隣の皆さんはご存知だったのでしょうが、ここに寄ったのも実に久しぶりだった私は、せっかくですから何か少しだけいただいてみることにしたのであります。
いつものように「並玉子みそ汁」と言いそうになるのをこらえて、レジの若いお兄さんに「そばは牛丼と同じくらい美味しいですか?」と聞いてみたところ、「ハイ、美味しいです!」と満面の笑み。
彼を信じて「かき揚げせいろ(480円)」にしてみましたが、温かいそばや天丼、そしてセットものや、もちろん牛丼も用意されており、食事ニーズには十分に対応してくれそうな感じであります。
セルフサービスですからその場で受け取るわけですが、見た瞬間、正直なところヤラれたかな?と思いながらテーブルまで運び、まずは一口。むむむ?よくわかりませんので、もう一口。
あらら。悪くないですね、これ。「十割」と掲げられたそばは機械打ちでしょうから角がきっちりしたものでコシもあり、ほんの少し甘めのそば汁も私好みでなんだか箸は進みます。かき揚げもさくさくで意外に美味しく、これなら500円、いやフルサービスなら580円で。さらに、プラスチックの器を陶器か漆塗りに換えて、箸も換えれば680円でもイケるでしょう。
帰宅してから吉野屋のHPで調べてみたところ、現在宮城ではここ名取と古川の2店舗が「そば処吉野屋」として展開し始めたようですが、今後徐々に増えてくるのでしょうか。私たち働きマンにとっては、その日の気分でそばでも牛丼でも選択できるのはありがたいと思うのです。