いつもの仲良し4人組で昨日から鳴子一泊の予定を組んでいたカミさんたち。雪が心配なので、都合が良ければ送迎をしてくれないかと言われていました。いつも遊んでいただいており大変お世話になっているメンバーですし、少しの駄賃と昼食も付けるというので、送迎係の運転手としてお手伝いすることに。
「農家レストラン」という言葉がずいぶんと聞かれたのは何年前でしょうか。今は少し落ち着いた感があり、当時オープンしたお店それぞれが粛々と営業を続けているのだろうと思います。
ちょうど東鳴子あたりの川向こう、高台に構える「土風里(どっぷり)」。私たちは過去にも何度か訪れていますが、他のメンバーの強い希望もあって、昨日の昼食会場に選ばれたようです。
「農家レストラン」の定義自体がよく分かりませんし、実際に農業を営んでいらっしゃるのかどうかもお聞きしていませんが、地元で生まれ育った女将さんが作る野菜料理は実に美味しいのです。
ただし、この皿の内容で若い人たちを満足させるのはおそらく難しく、少々年齢を重ねてきた方々が喜ぶ料理かもしれません。事実、私も40代に入ってから野菜の美味しさを知ったのですから。
このあたりだと、岩出山に構える「凛菜・上の家」も知られていますが、あちらは何となく昔料理といった感じの内容で、個人的にはコストパフォーマンスもこちら「土風里」に軍配があがります。
世の奥様方はよくご存知なのでしょうが、女将さんいわく、野菜料理は下ごしらえがなかなか大変なのだそうです。しかしその手間や熱の入れ方が、見事に各料理へと反映されています。
周りはまだまだ雪深いのですが、そろそろ春の芽を中心とした新メニューを考える時期なのだそうです。少し暖かくなったらまたお邪魔して、食べた後に昼寝でもこいてみたいものです。