昨年のある日、FMを聞いていたらこんな話題を取り上げて紹介していました。イギリスのとあるレストランでは、メニューに価格が載っていないのだとか。以前は普通のレストランだったそうなのですが、なかなか客足が伸びず、考え抜いてこの方法を思いついたのだそうです。
価格が書いていないのは、決して「時価」という恐ろしい世界ではなく、料理を食べたお客様が自分で価格を決めて、会計時にその分のキャッシュを置いて帰る、ということなのだそうです。
海外の小さなレストランでのハナシですが、これは実に面白そうで、ある意味とても的を得ていると思いました。常識では考えられないことですが、確かに私たちはお店側が決めている価格に「理不尽」だと感じることや、出てきた料理の結果に「冗談だろ」と思うこともあるわけです。
食べた後にお客様が価格を決めるとなれば、お店側も真剣になるでしょう。調理ミスは許されませんし、サービススタッフも笑顔満載で熱々の料理をてきぱきとテーブルへ運ぶことになります。
実際にそのイギリスのレストランでは、平均のメニュー単価はそれぞれに想定した価格を下回らなかったそうで、むしろ話題を呼んで来店客数が大幅に伸びて、売り上げは増えたそうです。
仙台のロイヤルホストの中でも根岸店と同様に、今や古参組とも言える北仙台店。昔はよくお邪魔したのですが、たまたま近年はここ北仙台店にはなぜかご縁がなく、本日数年ぶりで昼食に訪れてみました。頼んだのはドリンクバー付きで850円の日替りランチだったのですが・・。
う~ん・・同じロイホでもお店によって多少の違いがあるのでしょうか。率直な感想は・・。
画像では分かりにくいのですが、「やせ細った海老フライ&肉汁の抜けたパサパサチキンのドミトマソースと歯応え抜群のポークカツ、冷めて乾いたスパゲッティ添え」というところです。
意外に美味しいロイホのココアに最後は救われましたが、食後に2杯のココアをいただいても、例のイギリスのレストラン的システムであれば・・600円を置いて帰りたいところでした。