タンメン日和 中華食堂 白龍

とりあえずタイトルに「日和」を付ければいいと思われているとしたら、まったく大当たりでありますが、今回は最初からタンメンが目当てだったわけでもなく、以前からどうしても気になっていた食堂に寄ってみたのであります。

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このところ街の「食堂」が気になり始め、店名はもちろんのこと、のれんに「食堂」の文字が入っていると興味津々で、寄らずにはいられなくなるわけです。

この「中華食堂 白龍」もその一軒で、以前からクルマで通るたびにいつかは食べたいと思っていたのですが、駐車場がなさそうな店構えでしたので自転車で出動するまでお預けでした。

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場所は以前お邪魔した「いさわ食堂」と同じ柏木で、あちらは一丁目なのに対してこちらは三丁目。いさわ食堂とはそう遠くない距離なのですが、「白龍」がお店を構えるのは一方通行の裏通りなのです。これほど目立たないお店は珍しく、のれんも道路に対して横向きですが、ここは絵に描いたような街の食堂の雰囲気で、食堂探検隊としては実にわくわくするのです。

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道路に面していないのれんをくぐると左側に入り口があり、店内は外から想像するよりは広いつくりで、一人用のカウンターがいくつかと、四人掛けのテーブル、そして小上がりも合わせると二十数名は入れるのかもしれません。さて、さっそくメニューを見ておもわずニンマリしてしまいました。

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予想通り、見事な食堂価格のメニューが揃っています。中華食堂となってはいるものの、そばやうどん、カレーライスや丼モノまで、これもまさに街の食堂としての役割を担っています。

う~ん、チャーハンにしようかどうか迷いましたが、おそるおそるアレを・・頼んでみようかと。「オメエに食わせる・・」と断られたらどうしようと思っていたら、「タンメンですね」と無事に受理されました。

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私は実のところ隠れタンメン好きと言いますか、別に隠れる必要は無いのですが、タンメンばかりはラーメン専門店で揃えておらず、中華食堂系でないと食べることが出来ません。私にとっておそらく一年ぶりのタンメンは、野菜の新鮮度といい豚バラ肉の混入度合いといい、まさにタンメンの見本のような美味しさで、これで600円というのは超良心価格と言えるでしょう。

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実に愛想の良い奥さんと丁寧で実直そうな旦那さんが切り盛りする、柏木の「中華食堂 白龍」。例によって会計の時に伺ってみたところ、なんと、なんと今年で創業45年目なのだそうです。

なんと素晴らしいことでしょう。いったいこのお店にどれだけ多くの固定客がいるのだろうなどと想像したりするのですが、そういえば今日もリピーターと思しき方ばかりで一見さんは私ぐらい。しかし、そんな私に対しても、普通に丁寧に心地良く接してくださいました。長く続いているお店には共通点があるのかもしれません。