どういうわけか連日のお誘いです。今日は先輩から朝一番で電話があり、久しぶりにお昼でも一緒に食べながら話しをしたいとの事で、11時に苦竹の「まるまつ」で待ち合わせ。
仙台では昔からお馴染みと言ってもよい「まるまつ」ですが、なぜかほとんど食べる機会がありませんでした。もちろんキライということではなく、たまたまチャンスがなかったのです。ですから、先輩からの電話で「苦竹のまるまつはどう?」と言われたときには、少しだけ嬉しさが。
この「まるまつ」の原点が、明治43年(1910年)に創業した「丸松そば店」だとは驚きです。飲食業界のなかでは、どちらかというと地味な存在の「そば屋」カテゴリーですが、昔から食べられてきた食材であるためか、宮城県内でも老舗のそば屋さんは意外に少なくないようです。
仙台で「丸松」と言えば、駅前五番丁通り沿いとエスパル地下の店舗がすぐに思い浮かび、この2店舗も相当に長い営業かもしれません。また、国分町店はドル箱的存在とも聞きます。しかし、これらはいずれも「そば処丸松」で、今日は「和風レストランまるまつ」なのであります。
「和風レストラン」というだけあって、元々本業である「そば」はもちろん、寿司や魚なども献立に取り揃えてある点は、洋食ファミレスばかりが多いなかでは、ある意味新鮮にも感じるのです。
驚いたのが「399ランチ」と銘打ったメニュー。少なくとも味噌汁ぐらいは付けたいので額面通りとはいきませんが、それでも十分にリーズナブル。働きマンには実にありがたい設定です。
今日は「チキンかつ丼」をいただきましたが、カリっとした部分も残されており、想像以上の出来栄えでした。タレが私には少しだけしょっぱかったのですが、これはお好みなのでしょうから。
創業から考えれば今年でなんと100年。「そば店」からここまで事業を拡大されているのは珍しくもあり、素晴らしいことなのかもしれません。そして120店舗を有するようになった今でも、ここ地元に本社を置いているという点で、何とか繁盛していただきたいと願わざるを得ません。