「Z4」といってもBMW社のロードスターのことではなく、ロジクール社のパソコン用スピーカー「Z4」のことで、このたび晴れてわが家にやってきた仲間なのであります。
先日、10年ほど使用してきたヤマハ君の調子が良くないことをお伝えしました。その後、この状況をどうすべきかを検討委員会にかけて日夜話し合った結果、やはりここいらでヤマハ君を引退させるのが得策だろうという意見が多数を占め、さっそく次期候補の選定に入ったのです。
もちろん予算ありきの話しですので無茶はできませんし、音マニアでもありませんので多額のお金を掛ける価値観も持ち合わせてはいないのですが、これまで働いてくれたヤマハ君がなかなか良い仕事をしてくれていたので、少なくとも彼と同等レベルは維持したいところであります。
ネットやら実店舗やらでの確認作業を経て最終選考に残ったのは、ボーズ社、クリエイティブ社、ロジクール社それぞれ3社の製品でした。ボーズ社のエントリー機種は2チャンネルのわりには中低音も出るようですが、1万2千円ほど用意する必要があるのです。
結局は、ネット上でも価格のわりに評価が高かったロジクール社の「Z4」という機種にしたのですが、やはり評判は本当だったようで、これならヤマハ君の後を十分に引き継いでくれそうです。
今回アマゾンにて6千円台で手に入れたこの機種はサブウーファー付きの2.1チャンネルで、ヤマハ君に引けを取らない音を聴かせてくれます。そして何よりも注目したのは有線のコントローラーで、電源とボリューム、そしてウーファーのバスレベルを手元で調整できるのです。
これは先人の皆さんも絶賛されていましたが、使ってみるとなるほど優秀で、特にウーファーのバスレベルは楽曲によって低音の入力レベルが異なるので、すぐに調整できるのは便利です。
また、コントローラー前部にはイヤフォンと入力ジャックが備わっており、携帯音楽プレーヤーをこちらに繋いでスピーカーを鳴らすことも出来るようで、実によく考えられた仕様です。
せっかくなのでパソコンに直挿しではなく、以前にレコードをデジタル化して取り込むために購入していたクリエイティブ社のUSBサウンドカードを経由させることにしたのですが、その結果サウンドカード付属のイコライザーなどのソフトも使える環境となり、一段と面白くなりました。
コストパフォーマンスの高かったこのZ4には、最低でも10年は働いていただきたいと思っているのですが、あとは真下に置いたウーファーを蹴飛ばしてボコボコにならぬよう祈るばかりです。