PENTAX Optio P80の小顔フィルター

前回にチョッとだけご案内させていただいた「小顔フィルター」。化粧品ではありませんし美顔機器でもありません。私が最近購入したペンタックスのデジカメに搭載されている機能です。

「PENTAX Optio P80」という機種のデジタル処理機能の一つである「小顔フィルター」は、顔認識機能をオンにして撮影した人の顔を、カメラ内での加工処理によりひとまわり小さくするというもので、オリジナルの画像に上書き保存も別保存も選択可能になっています。この機能がこの機種で最大の売りということでもなく、単なるお遊び機能ではあるのですが、なんとなく面白そうなので試してみることに。

さて、モデルはどうしましょう。この機能を試すには、史上稀に見る二頭身であるどらえもん氏がふさわしいと考えたのですが、どうしても彼を探し出すことができませんでした。本来は私自身が実験台になって世のさらし者になるべきなのでしょうが、私には家族もいますし、まだ穏便に暮らしたいとも思っております。そこで、今回は著名人にご登場願うこととなったのであります。

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ご存知、ドナルド・マクドナルド氏。たまたまベンチで日向ぼっこをしながらヒマそうにしていた彼にモデルをお願いしてみたところ、意外にも快諾を得たのであります。まぁ、どちらかと言えば、このノーテンキな雰囲気は私にも似てなくはないですし、なんとなく共通項はありそうです。

では、さっそくマクドナルド氏の顔に「小顔フィルター」をかけてみましょう。わかりやすいように少しだけ拡大し、一枚目はオリジナル画像、二枚目はひとまわり、三枚目はふたまわりほど小顔にしています。

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「それが何か?」 と言われてしまえば 「いえ、別に・・・」 と答えるしかないのですが、遊べる機能であることには間違いなさそうです。見方によっては、二枚目や三枚目がオリジナルだと言われてもわからなほど上手い具合にシュリンクされているようですが、よく見ると後ろのブラインドも同時に内側へ歪んでいるのが確認できます。背景が近い距離にあって、さらに縦のラインが入っていたりすると、小顔フィルターをかけられていることがバレバレになりそうです。

この「小顔フィルター」は、場合によっては意外にも使えなくもない機能なのかもしれません。一か八かどこかに提出する写真や、大切な記念写真などの際には、ナイショで少しだけ小さくしても許されるでしょうし、自己満足度も上がるかもしれません。ただし、子顔になるのはもちろん画像だけでの話であって、写されたご本人の顔は原寸大のままですから注意が必要です。

なお、この機能はあくまでも「顔認識機能」を流用したデジタルフィルターですので、残念ながら顔以外の部分を小さく見せることは出来ないようです。私としては、お腹を少しシュリンクさせてくれる「小腹フィルター」機能も欲しかったのですが、「腹認識機能」が搭載されていない限り無理なようです。