喜多方ラーメン桜井食堂

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先週に会津まで出掛けた際に、せっかくだから喜多方でラーメンを食べて帰ろうということに。頻繁に行ける距離でもないので欲張ってしましましたが、着いた頃にはすでに16時半過ぎ。

何軒かお目当てのお店を回ってみましたが、スープ切れや営業時間の関係で15時以降に食べることができるお店は限られてくるようですし、超有名店は相変わらず長蛇の列なのです。

これは困ったとラーメンマップをにらむこと数十秒。よし、JR喜多方駅前へ行ってみようと。ほとんどの場合は市役所付近にクルマを停めますので、当然のことながら付近のラーメン屋さんは混雑していますが、少し離れた喜多方駅前付近なら大丈夫だろうとふんだのであります。ぶっちゃけ、この際ラーメンを食べて帰ることができるなら、もうどこでもよろしいという感じで。

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いくらなんでも駅前で17時に閉める店はないだろうとクルマを移動させたところ、案の定開いていて、しかもすぐに入れそうなお店がありました。創業明治37年だという「桜井食堂」。

明治時代から喜多方ラーメンが盛んだったのかは分かりませんが、おそらく食堂としては老舗なのでしょう。もちろん今回が初めての訪問だったのですが、「支那そば」ののれんが決め手です。どうしても、喜多方ラーメンのようなあっさりした普通のラーメンを食べて帰りたかったわけす。

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これです、これこれ。他の有名店に比べると、チャーシューはとろとろ系ではなくしっかりとした歯応えの中から味を感じるもので、これはこれで昔風と言えるのかもしれませんし、麺もスープもナルトもまさに「喜多方ラーメン」なのです。私には十分美味しく感じられた一杯でした。

ところでこの喜多方市。いつ訪れてもラーメン目当ての観光客の姿が街に溢れており、冷静に見るとこれはすごい状況だと思うのです。考えてみれば私たちが学生の頃から喜多方ラーメン日帰りツアーなる事をやっていたのですから、もちろん一朝一夕で今があるわけではなく、関係者のご努力やその継続があっての事なのでしょう。実に素晴らしい結果が表れているようです。

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