たまにクルマで通るところに、どうしても気になるお店がありました。ふだん仙台駅前方面へ向かう時には大学病院の方から48号線を東に進み、通常は北四番丁交差点を右折するのですが、右折レーンが混んでいる場合には手前の交差点を二日町方面へ右折して定禅寺通りへ抜けるのです。ちょうどその途中の右側、二日町にある「な美（ちゅ）ら」というお店です。
こちらは店名でご想像の通り「沖縄ダイニング」と謳っており、ビルの前面にはその存在を示すPOPやメニューが飾られ、信号待ちで停まる私に奥まった場所のお店へと誘導するのです。そして本日、まんまと誘導されてしまいました。久々のお一人様着席昼食であります。
良い意味で沖縄の雑多な雰囲気と南国の涼しげな演出が漂う店内は、ちょうどランチの時間が終わろうという時間でしたので幸いにもすぐに入ることができ、カウンターへ着席しました。いただいたのは「ソーキそば」730円也。沖縄そばとしての正統な麺に、あっさりなフリをしてしっかりコクのあるスープ、少し甘めに煮込んであるソーキも軟らかく、針生姜も良いアクセントとなって非常に美味しくいただきました。全体の量に対して価格を考えるともう一回り大きいソーキが欲しいところではありますが、それは欲張りということになるのでしょうか。
サービスなのか味見なのか、食後に黒糖が出されましたが、これも美味しくいただきました。ランチは他にも沖縄料理の定食類や沖縄そばのセットものなどいろいろと楽しめるようですし、また、夜はそれらに加えて単品の料理も用意され、泡盛やオリオンビールも味わえるようです。
ところで、このお店は「食」だけではなく沖縄県産品を数多く販売しているわけですが、そのことをスタッフの方に伺ってみたところ、以前は一番町で沖縄ショップを構えており、こちらへの移転に伴い沖縄ダイニングへと業態変更したとのことでした。豆腐や野菜も含めて特産品の扱い品目は非常に多く、沖縄へ行かずともお土産が手に入る実に貴重なお店となりそうです。
