昨日に引き続き、レコードのデジタル化に初挑戦です。
年度末で月末のこの時期、普通の真面目な社会人であれば頭の中は仕事モードが当たり前。もちろん私も頭の中は仕事モードなのですが、ブツが届いてしまった以上そのまま放っておくわけにはいかないのです。まずは試してみたいと。まるで玩具を買い与えられた子供です。
これが配線の状態。レコードプレーヤーから赤白のピンジャックを差込み、左側はパソコンとのUSBケーブルで、手前はミニジャックのイヤホンです。スピーカーへ繋ぐピンジャックも備えられていますが、ノイズを聞き分けるためにはイヤホンでの試聴がよさそうで、以前ケータイに付属されていたものをそのまま使いました。では、レコードを回してみましょう。
何年もターンテーブルに乗っていたレコード盤は、「ライターズ」という人たちで、アメリカのスタジオミュージシャン連中が集まって結成した昔のフュージョングループのものです。
1979年とありますから30年前の録音ということになりますが、ボーカル入りの洗練された音は時代を感じさせない洒落た仕上がりです。久しぶりに聴いてみたら、やはりなかなかいいんじゃないでしょうか。
当時は「クロスオーバー」とか「フュージョン」などという言葉が生まれた頃だったのでしょうか。日本でも「カシオペア」というグループが人気を博した時期がありました。
ところで、レコードというのは表紙の面積が大きいので、あらためて見るとジャケットのデザインという部分も重要なのでしょう。そう言えば、昔は「ジャケ買い」などという荒業も駆使しながら、輸入レコード店巡りをしていたのを思い出します。
肝心のデジタル化ですが、一言で言うと「感動」です。作業はとても不思議な感覚。一方ではレコードに針を落とすなどのアナログ作業なのに、もう一方ではマウスを持ってクリックしている。作業自体がデジアナの融合なのです。
レコードが発するノイズもソフトで除去してくれ、もちろんファイルも自動的に変換してくれます。後でCDに焼く予定なのでWAVというファイルで保存しましたが、mp3にも変換し直してくれるようですので、デジタルオーディオプレーヤーをお持ちの方にも喜ばれるでしょう。
曲名やアーティスト名などの情報は手入力なのですが、このあたりはしょうがないのでしょう。またCDと違って等倍での録音なのは言うまでもありません。時間がある時にゆっくりと、のんびりした気持ちで進めていくことになりそうです。まずは、レコードを取り出さないと。