デジタルカメラ遍歴 その2

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昨日に引き続き、「デジカメ欲しがり症候群」が発症している私は、記憶の棚卸しと現物の棚卸しを通じて自らの実況見分を行い、少し頭を冷やす作業を試みてみることにしたのであります。

30代くらいまでの私は、何かを欲しい!と思ったら最後。もう次の日には「言い訳の脚本」が出来上がっており、その次の日には買いに行っているといった我慢の出来ない男だったのです。そのたびに勃発する紛争をものともせず、何とか困難をかいくぐってきたわけですが、歳を重ねるにつれ「棚卸し」の技を覚えるようになり、一週間も考えてみると「買わない」という決断で落ち着く場合も多くなりました。はたして今回はどのような決断が下されるのか、現在は自分でもまったく予想がつきません。

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▲6台目 2007年 キヤノン PowerShot A570 IS

なんと、フジ FinePix S6000fd の1ヶ月後にヨドバシで購入。生まれて初めて2ヶ月連続でデジカメを購入するという暴挙に出ました。なんとクレージーなヤツでしょう。これはおそらく、DSC-MZ3 からフジ機を持ってみて、画素や液晶の大きさに感動したは良いが、フジ機では常に持ち出すには大きすぎるという事と、それまで持っていなかった手ブレ補正機を体験したかったためです。

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ヨドバシカメラで確か2万3千円の価格を手持ちのギフトカードを5千円分使い、1万8千円のポイント10%で購入したのを憶えています。ところがどっこい、これがなかなかの高性能。

現在まで、このブログに載せている写真の95%が、このカメラで撮影したものであります。キャノンは初めてでしたが、デザイン重視の「IXYシリーズ」よりもこちらを選んだのは、単三乾電池駆動だったということと、細かい設定が可能だということでした。もちろん期待した手ブレ補正もなかなかで、1/20秒までならほとんど問題なさそうです。欠点は、まったくお洒落じゃない点。

▼7台目 2008年 富士 FinePix A800

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昨年の初売りにジャスコの「スナップス(現キタムラ)」店頭に並べてあった1万円福袋でした。どちらかと言うと簡単カメラの部類ですが、S6000fd と同じ大きさのハニカムCCDと優秀な iフラッシュを搭載して1万円?これは買うしかないでしょうという完全な衝動買いです。

3機種連続で単三乾電池駆動というのも、サンヨーのエネループを買い込んでいたのでちょうど良い選択となりました。バッテリーの消耗を気にせずにいられるのは楽なのであります。基本的にはオートで撮るカメラなのですが、元々定評があるフジの高感度撮影を気軽に楽しめる点ではコストパフォーマンスは良いのではないかと感じています。まだまだ現役でしょう。

▼8台目 2009年 オリンパス CAMEDIA FE-370

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これは以前記事にもしたのですが、キャノン A570 IS のデザインを先輩からバカにされ、悔しくなって購入に踏み切ったものです。確かにデザインを見ると持っている中では一番今風なのかもしれませんが、私の場合それは機能に優先されるものではありません。チョッと小さすぎて持ちにくく、構え方が未だにしっくりこないのであります。機能自体は流行りのものを搭載しており、構えたシーンをカメラが判断するというものですが、まだまだ使いこなしているとは言い難く、現在のところは一番出番が少ない状況かもしれません。

う~ん、こうしてみると、現在所有しているものでも十分といったような気がして困ります。まずは今あるモノを徹底的に使いこなすのが先だとも言えるのですが、どういう問題点を感じて新機種を欲しがっているのか、またどの機種を欲しがっているのでしょうか、自分。