先々週ごろでしたでしょうか。カミさんがスーパーで買ってきた二つの缶詰。なぁにコレ？コレはタイカレーの缶詰で、今けっこう人気らしいよ。ふ～ん。タイカレーねぇ。でも缶詰でしょ？しかもなんだか小さいし。で？いつ食べんの？今でしょ！いやいや、明日でいいんじゃね～の、コレ。
そして次の日の夜。我が家ではタイカレーパーティーが開催されたのでした。主菜は、いなば食品の「ツナとタイカレー」。赤い缶のレッドと白い缶のグリーン。それぞれを器に開け、電子レンジで温めます。一方ではご飯を平皿に用意。これ、いくらだったの？う～んと・・120円チョッとかなぁ。
マジで？大丈夫なんでしょうね。少し不安になってきた私。まぁ、モノは試しと言いますし、コレを食べて何か大事に至ることはないでしょう。もちろんこの時点では一切の期待感もなく、ブログのネタにするつもりなどもまったく無かったわけです。当然のことながらデジカメを出すこともなく。
ち～ん！レンジで温まったタイカレーを、さっそくスプーンですくってご飯に少しだけ掛けてみました。まずはレッドです。なんだかいい香り。そして、ご飯とカレーを口に入れた瞬間、私のカラダは「ビクン！」と大きく動きました。食べ物を口に入れて驚いたのは実に久しぶりかもしれません。
んんんー！な、なにコレ！旨い！ほ、ほ、ほんかくてきな味！正確に言えば、この味が「本格的」かどうかを判断できるほど、私はタイカレーのことを分かっちゃいません。しかし、明らかにこれはタイ風味でタイ味。甘みと辛みとスパイシーな香りが、タイカレー以外の何者でもない感じです。
す、すごくない？コレ。どれどれ、こっちは？もう一方のグリーンは、レッドよりもサラッとしたスープカレーのよう。しかし、これまたシッカリとした塩気に加えて、タイ風味が遠慮無く攻撃してきます。レッドは口に入れた瞬間に甘みを感じるのに対し、このグリーンはストレートに香草が主張し始め、辛みもレッドよりやや強め。いやはや、これには驚きました。まさに極旨タイカレーです。
というわけで、昨日の夕方には私も一緒に仕入れに出向き、レッドとグリーンに加えてイエローも２缶ずつゲットしたのです。そして、昨夜はまたもやタイカレーパーティーの開催。チキンのイエローはもっともマイルドなタイプで、おそらくは誰にでも食べやすい風味に仕上がっているようです。
後で調べたら、この「いなばのタイカレー」シリーズはネット上でも評判になっている商品らしく、どうやら私はかなり出遅れ組だったと言えそうです。いなば食品のタイ工場で製造されているというタイカレーの缶詰。原材料には、お馴染みのココナッツミルクやレモングラス、またガランガルやこぶみかんの皮といった私には分からないものも含まれています。タイ風味の素なのでしょうか。
すでに召し上がった皆さんも多いかもしれないこのタイカレー。多少でもタイ料理が好きで、まだ試されていないのであれば、是非ともおすすめしたい一品です。ちなみに今回は、近所のヤマザワで１缶128円。ネットなどでは100円で買えるという情報もありますが、個人的にはこの出来なら150円、いや200円でも満足。あえて安いところを探してまで買う必要性は感じません。もちろん私は「いなば食品」の回し者ではありませんが、この缶詰には感服。明日もタイカレーパーティーです。
