オリンパス ペンライト E-PL1s

巨額の損失隠し問題に揺れるオリンパス。

この損失がバレたらオレらの首がふっ飛ぶから、とにかく何年か掛けて、何も無かったかのように体裁を整えようぜ。そういった誠実さのかけらも無い歴代船長が舵を取っていた大型船。新たに任命された外国人船長が不穏なエンジンの異常に気付き始めたところ、おっとっとヤバいヤバい。やっぱりアイツは操縦がヘタクソだから、船長を下ろそうぜ。と前船長からの一声がかかりました。

非常に分かりやすい前船長の慌てっぷりが、誰から見てもコイツが「クロ」だろうと思わせるものでした。その後の成り行きはご存知の通りですが、たまらないのは大型船の出資者とその乗組員です。消化器内視鏡では世界シェアの7割を超えるというオリンパス。どこか天狗になっていたのかもしれません。天狗の鼻は伸び過ぎると重さに耐えられず、地に落ちてしまうようです。

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そのオリンパスのデジタルカメラを購入しました。この期に及んで、です。残念ながら誠実さの無い経営陣であることが露呈したわけですが、だからと言って全社員が誠実ではないということではありません。彼らからすれば、ある意味「不運」だったとも言える今回の問題。特に製品を作る技術チームの陣営は、言葉に出来ないほど悔しい出来事だったことでしょう。

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今回の問題が明るみになったからといってオリンパスを選んだわけではありません。以前から興味があったミラーレス機と呼ばれるデジタル一眼のなかで、このオリンパス ペンライト E-PL1s レンズキットの価格が、発売から1年を経て非常に下がってきたからなのです。

結局は、アマゾンから2万4千円台で手に入れることになったわけですが、この価格はハイエンドのコンデジと比べてもはるかに安く、私としてもデジタル一眼レフとコンデジの中間を埋める役割りとして、是非とも常備しておきたい道具だったのです。名目は、銀婚の記念品として。

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実は、11月初旬に出かけた銀婚旅行で、カミさんには横浜元町の「K印」本店でバッグを記念品にと進呈。私は特に欲しいモノが無いのでその類は結構ですと言っていたのですが、結局のところ、いったいどの口が言ったんだよ状態となりました。まぁ、せっかくの記念品ですから。

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上の画像は、いずれもこのE-PL1sで撮ったもの。しかも、ISO1600で撮った画像を縮小しただけです。ネット上などで拝見する先人の皆さまのレビューでは、高感度はデジタル一眼レフにまったく及ばないというご意見が多かったのですが、なんのなんの、これだけ写れば私には必要十分です。対価格パフォーマンスは抜群と言えるかもしれません。

もちろん、コンデジに比べればガタイは大きく、特にレンズ部の出っ張りが邪魔でポケットには入りませんが、デジタル一眼レフを持ち出すには大袈裟だけど、コンデジよりも良い画質で撮りたい。そのような場合には重宝しそうです。結婚25年の記念品として、大切に使い続けようと思います。