亘理町のいちごが並んでいたから買ってきたぞ~、とカミさん。一昨日に仕事から帰ると、食卓にはプリプリとした綺麗ないちごが小さく盛られていました。え?亘理町のいちご? おぉ!
街ナカに用事があり、帰りがけ藤崎に立ち寄ったところ売っていたそうで、思わず手が伸びたのだとか。そうでしたか。こんなに立派ないちごが復活したんですね。よかったよかった。
で?パッケージは?あら、もう捨てたよ。な、なぬぅ?久しぶりに亘理町のいちごと対面したというのに、パッケージを捨てただと?ほいじゃ、コレが亘理町のいちごだという証拠はあるのかね?
証拠って・・食べれば分かるでしょ?と。いやいや、堪忍してくださいよ。私だってバナナといちごの区別ぐらいはつくけれど、食べれば亘理町だと分かるって言われても・・あら、ホンマや。
石巻焼そばも売っていたから買ってきたど~、とカミさん。 お!でかした!さすが!少しずつ市場に出回るようになりましたが、まだまだそう簡単に手に入る状況でもなく、目撃したら確保!というオキテになっているのであります。実に久しぶりの石巻焼そばで、これは以前にも何度か食べている「島金商店」の一品。このパッケージは、ソース付きが嬉しいところ。
ここ最近は、元祖石巻焼そばを忠実に再現すべく、豚肉ともやしの他にいかフライを用意するのですが、これを入れるだけで風味と食感が一層増すわけです。ただし、今回の「やわらか いかフライ」はチト微妙で、やわらかくない普通のいかフライの方が良いかもしれません。
ついでに生かきも加え、特に意図したわけでもないのですが見事に宮城の食卓となりました。
正直なところ、これまでは地元の食材に対して積極的に目を向けることをしなかったように思いますが、今は違います。一つ一つの食材が店頭に並ぶのを見て、少しずつでも前へと進んでいることを実感するのです。もちろん、それを口に入れた時の美味しさとともに。
見事な艶やかさを見せる亘理町のいちご。速攻つまみ食いした分を除いて、素晴らしいデザートとなりました。しっかりとした実が締まった食感とその味。甘みも十分で、実に美味しい出来栄えです。
おそらく今月は1年のなかでもケーキがもっとも食される時期となるはずで、特に地元の菓子店を通じて、この亘理町のいちごも多くの人たちの舌を喜ばせることになるのかもしれません。