台湾食文化の王道!「士林夜市」はB級グルメの天国だった!

今回の台湾旅行で是非とも体験したかったこと。その一つが「夜市」でした。ガイドブックやネット上の情報で雰囲気だけはつかんでいたわけですが、やはり自分で経験してみることが重要なのです。

そして2日目の夜。ガイド役の弟氏はそれを予定してくれていたようです。夕食は夜市で。キタ~!

▼ 台北駅は今回のホテルからすぐのところ。とても大きくて立派な駅です。

▼ 駅の構内ではちょうどクリスマスツリーを設営中。

▼ 士林夜市へは台北駅から5駅目(約10分)で下車。運賃は悠遊カードでNT$16。サンタ発見!

▼ 士林夜市へは「士林駅」の一つ手前のここ(劍潭駅)で降りるのだとか。ワクワク。

▼ 歩道にはすでに様々な屋台が営業中。これは牡蠣のオムレツでしょうか。

▼ 完全なミニキッチンの屋台。電飾看板も実に立派です。

▼ 夜市、すなわちナイトマーケット。食べ物ばかりではありません。まるで日本のお祭り状態。

▼ どうやらこのあたりが「士林夜市」の中心地のようです。

さぁ!では手始めにフライドチキンからいってみましょうか!食べる人はどうぞ~!

弟氏から声が掛かりました。なんでもこちらは有名なお店なのだそうで、少し行列ができています。

▼ かなり大きい鶏の唐揚げ。どんどん揚げていますが飛ぶように売れています。チャレンジ!

▼ 3口かぶりついた後でもこの大きさ。チリパウダーがスパイシーで熱々の絶品!

このような路上での「買い食い」が夜市の醍醐味だと思っていたのですが、どうやら数年前にこの一帯がリニューアルされ、いわゆるB級グルメ系の食事処はフードコートのような形態で地下1階に集結したとのこと。なるほど。想像していたよりも小ざっぱりしていたのはそのせいなのでしょう。

さっそく「美食区」と名付けられた地下1階へエスカレーターで下りるとそこには!奥が見えないほどの広大な夜市群が!こりゃスゴい!文字通りここはフードコートなのですが、テーブルと椅子はお店ごとに用意されており、そこに座ってそのお店のものをいただく方式。では座りましょうかね。

▼ テーブルに用意されたメニュー。日本語でも書いてあるのが安心。それにしても安い!

▼ 通路側はこんな感じで私たちの食欲に揺さぶりをかけます。

▼ お兄さんお兄さん!臭豆腐って食べられますか?と弟氏。臭豆腐?なにそれ。臭いの?

▼ いわゆる店内方面の様子。実に良い雰囲気です。

▼ 台湾ビールとカコカーラで乾杯!

▼ サワガニの唐揚げ。父が子どもの頃には川でサワガニを捕ってよく食べたのだとか。

▼ これはアレですね。日本でいうところのエビマヨ。なんてカラフルなのよ。

▼ 基本的に生モノは出さないようです。どのような方法であれ、必ず熱は通るので安心。

▼ 出た!臭豆腐。弟氏も食べてみたかったとのこと。山羊汁食いの私には敵じゃない。珍味!

臭豆腐。これはおそらく日本で食べられません。どうやら豆腐を発酵液に漬け込んで風味を染み込ませたものらしく、確かに独特の臭さをかもし出しています。主に揚げる調理方法で提供することが多いようで、今回の台湾の旅でもあちこちで漂っていた臭い匂いの元はこの臭豆腐だったようです。

ただし、揚げている際に漂う盛大な匂いに比べて、実際に食べてみると臭くてたまらん!というほどでもなく、その匂いは鼻から抜ける時に感じる程度。むしろこのニンニク風味の甘辛いタレが実に美味しく、臭豆腐をキャベツと共に美味しく食べられる秘密は意外にも魔法のタレにありそうです。

一般的な味覚で言えば、おそらく臭豆腐よりも沖縄の山羊汁のほうが手強いように思いますが、いずれにしても多くの人が好む風味でないことは確か。このお店では5個で50元(約170円)でしたが、3個にしてもらって正解。初心者が量を食べるものではなさそうですが、私は次回も食べるかも。

▼ 1軒目を食べ終えてから、さて次へ行ってみよ~!

▼ 日本語の表記が無い場合は漢字と写真で判断するしかありません。

▼ 臭豆腐は必ずと言って良いほど用意されている一品。それほど台湾では一般的なのでしょう。

▼ やはり海鮮系は目を引き付けます。

▼ ここも美味しそうだな~。小籠包はほとんどのお店で100元(約350円)。

というわけで地上に。どうやら私たちの胃袋に2軒目は無理だったようです。弟氏いわく、夜市では一つのお店でたくさん食べずに、少しずついろんなお店で食べるのがコツ。そうか!なるほどね~。

最初の意気込みをよそに、想像以上に小さかった自分の胃袋。おそらく見ているだけでお腹いっぱいになってしまった感もありそうです。とてもとても1日だけでは食べ回ることができない士林夜市。

台湾を代表する文化とも言えそうなこの夜市。そして、台湾のB級グルメの天国に感じられたここ士林夜市。もしかしたらB級なのは雰囲気だけで、味とコスパは特級と言ってもよいかもしれません。

この日の朝から2万歩も歩いたという父親はそろそろ疲れがピークに達している様子で、いったんホテルへ戻ろうということに。で?お兄さんはどうします?小籠包は?食べないで帰国するつもりで?

あれれ!こりゃヤバい!そう言えば食べてないね、小籠包。長崎へ行って長崎ちゃんぽんを食べなかった私。台湾まで来て小籠包を食べないで帰ったら大問題になりそうです。よし!二次会ですぞ!