今年で16回目だという「みやぎ村田町 蔵の陶器市」。一昨日の金曜日から本日までの3日間にわたり、宮城県の村田町で開催されました。ここ数年は我が家でもこの催し物でいくつかの陶器を仕入れることが恒例となっているわけですが、それよりも秋晴れの中で蔵の町並みをゆっくりと散策するのはとても楽しく、今年も見事な晴天に恵まれたことは私たちにとっても実にありがたかったのです。
今回は出展されている窯元が多いという印象でしたが、主催者側によればなんと88の窯元が集結されたとのこと。そのなかで、以前と比べて少しずつ増えてきていると感じるのが「猫の陶器」類です。
今は空前の猫ブームだそうですが、だから猫の陶器が増えてきているということでもなく、私の知る限りでは以前から猫系の陶器を手掛けてこられた窯元はいくつか存在していました。今回はそんな猫系を得意とする窯元を重点的に見て歩くことに決め、そのなかから3つの窯元に注目してみました。
陶ネコとうつわ sakai陶工房
なんとも可愛らしい陶ネコたち。これまでの陶器市では見逃していたのでしょうが、このネコの数には圧倒されます。ご夫婦で陶芸家でいらっしゃるようですが、こちらの陶ネコシリーズを手掛けられるのはなんとご主人なのだとか。意外といったら失礼ですが、その猫たちの表情には和まされます。
■ sakai陶工房
〒962-0818 福島県須賀川市和田道149-2
TEL 0248-72-5656
Webサイト http://nekoto-utuwa.jimdo.com/
陶工房 布施猫笑店
山形県は天童市の窯元。蔵の陶器市はおそらく3~4回目でしょうか。初回の出展時から、その独特な表情の猫たちは印象に残っていました。こちらは工房名にもあるとおり、積極的に猫系の陶器を手掛けられている若き陶芸家。その愛らしくてにくたらしい笑い猫には、つい手が伸びてしまいます。
■ 布施猫笑店
〒994-0052 山形県天童市萩野戸1557-11
TEL 023-666-6272
Webサイト http://fuseneco.jp/
ゼンマイ窯
初めて購入した猫系の陶器がこちらのゼンマイ窯。蔵の陶器市では、もはや常連の窯元となっています。最初に拝見した時にビビッときて以来、必ず何かを手に入れているこちらの作品はその色使いと手触りと使い心地が絶品。おそらく我が家ではもっとも数の多い猫系の陶器となってしまいました。
■ ゼンマイ窯
〒300-4412 茨城県桜川市真壁町羽鳥931-3
TEL&FAX 0296-54-0921
Webサイト 無し
今年も大勢の人たちで賑わっていた蔵の陶器市。晴天だったことが大いに影響したと思われますが、このイベント自体が着実に浸透しつつあることも確かなようで、今年は特に若い女性同士の姿も多く見られたことが印象的でした。さて、来年はどんな陶ネコたちに出会えるのか。今から楽しみです。
昨年の様子はこちらから。
お便り
ご無沙汰です。
陶器市、私も写真を撮りながら「猫関係が増えてきたなぁ」と感じていました。
猫好きだから目につくだけ?と思っていましたが、同類発見(笑)
個人的には「虎パンツきのこと、それを崇め奉る猫たち」が印象的。
きっとご覧になりましたよねw
anegoさん、ご来店ありがとうございます。
お久しぶりです。
陶器市、行かれたのですね。
今年も天気に恵まれて気持ちよかったですね~。
ところで、「それを崇め奉る猫たち」は思い当たりますが「虎パンツきのこ」は見逃したかもしれません。
とても気になりますが、後の祭りですかね。
そう言えば、おそらく犬好きのお客様から聞かれていたsakai陶工房のご主人いわく、犬は猫よりも難しいそうです。
猫は表情を出しやすいのかもしれませんね。