日本三大夜景 長崎の夜景 長崎にっしょうかん

日本三大夜景の一つと言われる長崎の夜景。実際には、東京の夜景や横浜の夜景など、大都市圏の夜景もとても綺麗だと感じるわけで、この日本には美しい夜景スポットが数多く存在するのでしょう。

そしてもちろん、実に美しかった長崎の夜景。考えてみれば、今回の長崎の旅で夜景を見られたのは幸運だったのかもしれません。と言うのも、長崎の夜景スポットとしてもっとも有名な場所は、長崎港を見下ろす位置にある「稲佐山」という小高い山。残念ながら夜にそこまで行くことは出来ずに、ホテルの部屋から眺めるにとどまったわけですが、それでも私たちには十分な美しさだったのです。

▼ スマートフォンで撮影。(クリックで拡大します。)

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スマホ(Huawei honor6 Plus)に備わる「スーパーナイトモード」を初めて試してみました。要は「長時間露光」を使うモードのようですが、もちろん三脚などはありません。そこで、部屋の窓ガラスにガッツリと押し付けて動かないように(なぜか息も止めて)固定。実にワンショットが25秒ほどかかるわけですが、なるほどそれっぽく仕上がるのには驚きました。右端の上部に見えるのが「稲佐山」。仙台で言えば「八木山」のような場所で、テレビ局の電波塔なども建てられているようです。

▼ デジカメ(OLYMPUS XZ-10)で撮影。手持ちなので方向を変えて。

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▼ 翌朝に長崎港を望む。

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長崎市は、ちょうど長崎港を底とした、すり鉢状の地形に発展した比較的コンパクトな都市に見えます。おそらく平坦な市街地の面積はさほど広くはなく、住宅地や学校の多くは山の斜面や高台に建てられており、坂道や階段も多くて道路も狭い。これは逆に言えば、先代から受け継いできた歴史的な遺産を壊さずに、それらと共存しながら今日まで発展してきたと言えるのかもしれません。

▼ 前夜にも見えた超大型客船。ここ長崎で建造されたというダイヤモンド・プリンセス号。

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▼ 三菱重工業の長崎造船所を望む。

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さて、ホテルで朝食をいただいた後は、ざっくり予定していたとおり9時にチェックアウト。長崎空港発15時45分に搭乗するためには、おそらく14時半頃までにレンタカーを返却しなければならず、それには13時半前後にここを離れなければなりません。限られた時間でどこを観光するのでしょう。

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まず向かった先は、国宝に指定されているという「大浦天主堂」。歴史的にも、日本のなかでは早くからキリスト教の布教が行われた長崎。そのことで、長崎市内には数多くの歴史ある教会が現存しているようです。そのなかで、1865に建造されたという日本最古の現存するキリスト教建築物の大浦天主堂。初めて長崎を訪れた私としては、是非とも見ておきたかったところの一つです。

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いわゆる「本堂」とも言える「天主堂」は現在も礼拝に使用されているとのことで、堂内では脱帽、静粛、撮影禁止、禁煙が示されています。仏教で言えば「寺の本堂」ですから、当然と言えば当然。よって、天主堂内の様子をお見せできないのが実に残念。オフィシャルの画像などはネット上で見つけられるようですが、その建築様式も含めた雰囲気を表現するとすれば、温かみのある厳粛と荘厳。

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大浦天主堂をじっくりと拝観した後は、隣接する「グラバー園」へと。運良く晴天に恵まれたこともあり、外の気温はぐんぐんと上昇しているようです。前述のとおり観光地にも坂や階段が多いわけですが、なんとここ「グラバー園」には屋根付き動く歩道が上りに設置されているのには驚きました。

ご高齢の観光客も多い長崎ならではの配慮に、汗を拭き拭き歩いていた父もホッと一息。時刻はちょうど10時で、ほぼ予定通りに進んでいます。それにしても暑い。まるで梅雨が明けたかのようです。

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