スイカの名産地 尾花沢のスイカ

テレビドラマから流れる懐かしいメロディ。むむ?これは・・間違いなく、金井克子さんの「他人の関係」。顔の脇に立てられた手。その手のひらと甲をクルッと返しながら歌われていたように記憶していますが、アレンジは違えど、数十年前に流行った歌謡曲が今も新鮮に感じるのは不思議です。

いやいや、そんなことよりも、まったく晴れてくれません。太陽がこれほど遠いものかと感じたのは久しぶりで、今年は夏らしさを味わう機会もなく秋に突入。そろそろ秋晴れか?と期待しても残念な状況。もしも次に引っ越すことがあればネバダかアリゾナに限る!と思っているのであります。

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先週末のことです。誕生日が近い義理の母、そして姪の子どもたちを連れ出し、山形まで出掛けました。目的はスイカとブドウ。予報では思わしくなかった天気でしたが、義理の母はすでにノリノリ状態。延期を申し出る雰囲気でもなく、まぁ行ってしまえということに。しかし日頃の行いは天気に出るものです。作並峠を下りた茶屋で鮎の塩焼きをパクついている頃には青空に。こうこなくちゃ。

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まずはブドウです。おそらく、本格的なシーズンはもう少しだけ先なのでしょう。お目当てのピオーネは9月の中旬ぐらいとのことでしたが、2年ぶりとなるブドウ狩りに子どもたちも大喜び。

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青い空の下でブドウ畑に腰を下ろす。これほどの心地良さはありません。この日は一種だけの品種だとのことで入園料を安くしてくださり、持ち帰り用のブドウもずいぶんオマケしていただきました。しかしこの品種が絶品の甘さ。クルマの中に漂う甘いブドウの香りは自然のスイーツ芳香です。

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次はいよいよスイカです。私たちにとって、スイカの名産地と言えば「尾花沢」であることに異論の余地はありません。すでに今年はスーパーなどで切り分けられた尾花沢のスイカを買って食べていたわけですが、本場の一品は風格が違います。デカくて重いヘビー級。

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せっかくなので2番目に大きいスイカを買って帰り、義理の母宅で切り分けたのですが、それはそれは相当に甘くて美味しいスイカでした。糖分のせいか、切っていてベタベタしてくる感じは初めての体験。名産地の名に恥じない出来栄えだった尾花沢のスイカ。聞けば、今は生育期をずらすことで9月いっぱいまで収穫できるのだとか。英気を養うにはもってこいの山形フルーツ奉行。今月にも再度挑みたいところです。