ごく一部で話題になっている新型アクセラ。私も、その「ごく一部」の一部であります。夏前あたりから徐々にその姿がネット上に出回り、やがて海外で正式発表。そして国内でも先週に発表され、10月10日から予約販売が始まったようです。実は先週にディーラーの担当営業からすでにカタログを受け取ってはいたのですが、本日の18日から20日までの3日間にわたり、仙台駅前のアエル1階に実車が展示されるというので見に行ってみることにしたわけです。展示車はハッチバックとセダン。
ハッチバックは2リットルのガソリンエンジン。セダンは噂のハイブリッド。どちらも松竹梅で言えば「松」コースとも言えるトップグレードが用意されたようで、双方とも革シートがおごられる実に上等な仕様。特に「ソウルレッドプレミアムメタリック」と呼ばれる赤系のハッチバックにセットされたオフホワイトの本革シートは、とてもエレガントでシャレオツ。その効果もあってか、内装の質感も上々に感じられます。
おそらく、新型アクセラに興味を持たれる皆さんは、すでに様々な情報をお持ちだと思われます。よって、詳しいスペックやグレードなどをここで紹介させていただくことは省略しますが、個人的にはマニュアルトランスミッション(6速)を用意してくれたことに拍手を送りたいと思います。
くしくも、現在の愛車である初代アクセラ(後期型)は今月で丸6年。5速のMTを選んだおかげでまったく飽きることもなく、未だにノントラブルでバッテリーやブレーキパッドさえも交換されていません。今回のアクセラや来年のデミオにMTが用意されなければ次は本気で軽自動車にしようと思っていたのですが、どうやらマツダはクルマを操縦する喜びを私たちに提案してくれたのでしょう。ある意味、実に困りました。
現在のところ、6MTが用意されるのは2.2リッターのディーゼルターボと1.5リッターのガソリンエンジン車に限られ、来春には2リッターのガソリンエンジンにも搭載されるのだとか。
個人的には、現在の愛車と同じ1.5リッターで必要十分ですが、2リッターの6MTという設定は往年の「GT」グレードを予感させ、実に興味津々ではあります。いずれにせよクルマは乗ってナンボ。実際のところは乗ってみないとわかりません。おそらくMTの試乗車は用意されないのでしょうが、まずは6ATの1.5に試乗し、来年のデミオも見て考えることになりそうです。