話題があっちこっちへ飛んで大変恐縮ですが、そもそもあっぺとっぺな品揃えと内容が売りの「あっぺとっぺ百貨店」ですので、なにとぞご容赦いただければ幸いです。今回も、5月の下旬に訪れた南西諸島への旅模様を。いよいよ3日目。この日は石垣島から宮古島へ移動する日であります。
さて、今年の3月7日に開港したという新石垣空港。とは言え、石垣島が初めての私には旧石垣空港を知らないので、率直にずいぶん綺麗な空港だという印象です。愛称は「南ぬ島石垣空港」(ぱいぬしまいしがきくうこう)だそうで、この「南ぬ島」とは沖縄の方言で南の島という意味とのこと。
空港のマスコットキャラクターは「ぱいーぐる」。もちろん、南ぬ(ぱいぬ)とワシ(イーグル)を合わせた言葉なのでしょうが、ちゃんと頭にカンムリを冠った「カンムリワシ」となっているあたりに、石垣島としてのコダワリを見せているようです。
せっかくなので新しい空港で昼食を取ろうと12時半頃に着いた私たち。1階には数店舗のお土産店の他に、スターバックスやジェラートの専門店、さらには様々な献立を用意する食事処が揃い、小じんまりとしたなかにも不自由さはまったく感じさせません。
報道によると、今年の夏の旅行者は過去最高の8千万人になる予想なのだとか。なんと人口の6割が動くことになるわけで、おそらく夏本番の南西諸島へ出かけられる皆さんも多いのかもしれません。今回、とても綺麗で南国の清々しい雰囲気を味わえた新石垣空港。LCCのピーチ・アビエーションを使えば、仙台空港から関西国際空港、そして新石垣空港へと、2つの桃を食べれば到着します。
そう言えば、子供の頃に祖母が「玉浦飛行場」と言っていたことを思い出す仙台空港。その仙台空港は、現在県知事が中心となって民営化を推進しているようです。「駅」や「空港」という場所は通過点でもあるわけですが、やはり旅の雰囲気を大いに盛り上げてくれるような演出はありがたいと思うのです。はたして民営化後の仙台空港に愛称は付くのでしょうか。伊達な飛行場にも期待します。