宮古島では二つの大きな橋が有名です。一つは前浜ビーチからも眺めることができる来間大橋で、全長は1,690m。そしてもう一つは池間島とを結ぶ池間大橋で、こちらは全長が1,425mだそうです。
実はもう一つ。伊良部島とを結ぶ伊良部大橋が現在のところ建設中で、こちらが予定通り2014年に開通すれば3,540mとなり、無料通行ができる橋としては日本最長となるようです。いずれにしても海に架かる橋はクルマで走っても実に爽快です。
以前、大手ゼネコンの人の話しで次のようなことをお聞きしました。橋の入り口左側には「漢字」で橋の名前が書いてあり、橋の出口右側には「ひらがな」で橋の名前が書いてあるとか。
これはルールなのだそうで、池間大橋で確認してみたところ、なるほどその通りなのでした。つまり、漢字の方が入り口(起点)で、ひらがなの方が出口(終点)ということなのだそうです。
さて、「お食事処 まなつ」で満腹をキメた私たちは、島内の観光へと向かうことになりました。天気が良くないコースとして弟が考えていてくれたのが「宮古島市地下ダム資料館」。是非とも見学したかったのですが、残念ながら月曜日は休館日で、次の一手はなんと鍾乳洞。
宮古島は島全体が珊瑚礁によって作られた石灰岩でできているらしく、島内には数多くの鍾乳洞があるようです。これまで宮古島では未体験だった鍾乳洞。今回初めて訪れたのは、サトウキビ畑の真ん中にポツンと現れる「仲原(なかばり)鍾乳洞」。もしかしたら個人運営なのでしょうか。手造り感満載の事務所には、人の姿が見えません。入場料の400円は、いつ誰に払えばよいのでしょう。少し待ってみるも、誰も現れず。このユルい感じがたまりません。
結局は勝手にあやしげな階段を下り、途中で係員らしき人がいらっしゃったので、「帰りに払いますね~」「は~い、すみませんでした~」でOKとなりました。
もしかしたら、数十年前に見た「あぶくま洞」以来かもしれない鍾乳洞。低い気温で安定している洞内を活用して、何本もの泡盛が古酒に向けて保管されているのは沖縄ならではの光景です。フラッシュが悪影響を与えるために鍾乳洞内は原則撮影禁止ですが、常にノーフラッシュの私は少しだけお許しいただきました。
まるで修学旅行のような日程の一日を終え、この日は市街地の居酒屋で夕食を。今回の旅では最後の夕食となるわけで、やはりどうしても地産品に手が伸びてしまいます。ここで予想外に美味しかったのが「沖縄そばのペペロンチーノ」。海ぶどうが意外にも合うのでした。
4泊5日の宮古島の旅もいよいよ終盤で次の日には帰るわけですが、空港へと向かう前に是非とも立ち寄りたい店がありました。少しだけ早起きして、朝食はそこでいただくことにしましょう。