年齢を重ねてくると、これまで想像もしなかったことに興味を持ち始める場合があります。ここ最近では食べ物のカロリー量です。数ヶ月前から、ファミレスのメニューに記載されたカロリーを確認するようになりました。いつの頃からか献立の写真の下に小さく表示されるようになった、何kcalというアレ。しかし、病気の疑いで医者からカロリー制限を命じられているわけではありません。
こう書くと、急に健康オタクにでもなったかと勘違いされそうですが、そのようなことはまったく無く、相変わらず好きなモノを食べ、風呂上りには炭酸飲料を片手にオヤツを口に入れる毎日。つまり、食習慣は何十年も変わっていないのですが、やはりこの先がそろそろ心配になる年頃なのです。
加齢とともに基礎代謝量が落ちてきているせいか、以前と同じような食事量では体重が右肩上がり。こればかりはアベノミクス効果とも言えず、このままでは３本の矢の代わりに３本の注射を打たれそうです。もちろん食べる量を少なくしたり、魚や野菜を多くしたりと意識はしているのですが、あまり変わり映えはせず。だからといって炭酸飲料やオヤツをやめるつもりは毛頭ありませんので、次に考えたのがカロリーのことです。そうか、食事量も大切だけど、カロリーも気にするようにしよう。
最近よく利用するようになった、ファミリーレストラン「ジョイフル」。ここの献立に載る「ジョイフル雑炊」は約470kcal。そもそも、最初はその数字がどれほどのもので、他の献立はいったい何kcalなのよ？ということすら分からなかったのですが、メニューのカロリー表示を見るように心掛けると、何となく雰囲気がつかめるようになるのです。ちなみに、先月の初旬に食べた金曜日の昼膳である「焼きさば＆白身魚フライ＆鶏の唐揚げ膳」は約900kcal。雑炊の倍ですが、コレがまた美味。
要は、低カロリーのものばかりを食べ続けることは楽しくありませんが、高カロリーのものばかりを食べ続けることは少し意識して控えようということです。調べてみると、どうやら私の場合には、１日に2000kcalも摂取すれば十分なのだとか。なるほど昼食だけで1000kcalも入れ込めば、明らかにカロリーオーバーとなるはずです。美味しいものは少しだけ。自分のカラダは自分で守るのです。
ファミレスのメニューで献立ごとのカロリーを確認することは、カロリー表記の無い食堂などや自宅での食事でカロリー量を推定するのに役に立つわけですが、このことを人に話すと決まって言われるのが「そこまでして長生きしたいのか？」という言葉。いやいや、一日でも長生きしたいとはまったく思っていません。単に病院には通いたくない。そして、薬など飲みたくはない。その時間とお金があったら元気に遊びたい。それだけのことです。これは、ピンピンコロリ計画なのかもしれません。
